ポケット詩集(2) の商品レビュー
まど・みちおが「うさぎに/うまれて/うれしい/うさぎ」と歌う、その生命と個と一度きりの瞬間の肯定感、というものに甲本ヒロトに近いものを感じる。この詩一篇だけでもう、何もいらなくなる。 そしてまた、大好きな茨木のり子の有名な「倚りかからず」が、ジョン・レノンの「GOD」に形式から...
まど・みちおが「うさぎに/うまれて/うれしい/うさぎ」と歌う、その生命と個と一度きりの瞬間の肯定感、というものに甲本ヒロトに近いものを感じる。この詩一篇だけでもう、何もいらなくなる。 そしてまた、大好きな茨木のり子の有名な「倚りかからず」が、ジョン・レノンの「GOD」に形式から内容まで酷似していることに気づいて驚く。茨木のり子はレノンを聴いてはいなかったろうけれど。 同じ事を同じ様に考える人はいるものなのだ。 ただ、ジョンは「ヨーコと僕だけ」、と宣言しているが茨木さんは「椅子の背もたれだけ」というのが寂しい。
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道程。懐かしい詩。 中学の時、生活ノートの表紙にこの詩が採択されてた。 人生の道の駆け出しのあの頃、 童貞と掛詞だと言うんでクスクス笑った男子達がいたっけ。。 人生を折り返してしまった今、その幼さと青さが眩しく羨ましい。
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相変わらず前書きが好き 好きな詩リスト ・われは草なり ・儀式 ・歌 石垣りんさんの詩はぞっとするようなものが多いけれど、「儀式」は好きだな。
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(和田律子先生おすすめ) 日本の有名な詩が集められています。小・中学校や高校の授業でとりあげられた作品もありますが、大学生になって改めて読むと、新しい世界がみえてきたという感想もあります。とくに、茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」という詩には、たくさんの共感が皆さんの先輩た...
(和田律子先生おすすめ) 日本の有名な詩が集められています。小・中学校や高校の授業でとりあげられた作品もありますが、大学生になって改めて読むと、新しい世界がみえてきたという感想もあります。とくに、茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」という詩には、たくさんの共感が皆さんの先輩たちから寄せられています。 http://opac.rku.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB40029309&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB
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優しい言葉がたくさんのっている。 わりと新しいものが多い。 わりと前向きな感じのものが多い。 とても優しい。 この本にとても救われた。
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こういう風に、良いというわれている詩が集められているのは嬉しい。 新しい詩人の開拓にもなる。 教科書のよう、というか。 一般的に王道に良い詩が集められてるので、安心感もある。 詩に取っ付き易くなるかと。 他のも読んでおこう。 そしてやっぱり黒田三郎が好き!
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ふゆのさくら(作:新川和江)という作品になんだかほっとした。 「そのようにあなたとしずかにむかいあいたい」 こんな風に好きな人と時間を共にできたらどんなに嬉しいだろうか。 一分、一秒さえも無駄にしないキツキツの社会で、まるで時間が止まったように静かに穏やかな日々が過ぎていったら・...
ふゆのさくら(作:新川和江)という作品になんだかほっとした。 「そのようにあなたとしずかにむかいあいたい」 こんな風に好きな人と時間を共にできたらどんなに嬉しいだろうか。 一分、一秒さえも無駄にしないキツキツの社会で、まるで時間が止まったように静かに穏やかな日々が過ぎていったら・・・ これはわがままかな〜
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あの頃わからなかったことが今は分かる。 そんな詩がたくさんある。なんであの頃はこれらの詩の意味の重要さに気づかなかったんだろう。 だけど、解らないときに出会って、そしてもう一度読み返したからこそ、感銘深く感じるのかな。
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「ポケット詩集」の第二集。顔ぶれはほとんど同じですが、こちらにもいい詩がたくさん集められています。 そして、三好達治、八木重吉、黒田三郎、国木田独歩、立原道造・・・などの詩も。 現在、3冊まで出ているシリーズです。
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