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子供をゆがませる「間取り」 の商品レビュー

3.8

4件のお客様レビュー

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2016/09/07

前半は凶悪犯罪を起こした犯人がどんな間取りの家ですごしていたかを紹介しながら、良し悪しを分析し、 中盤以降は筆者の家を中心とした子育てや家庭についての考え方、それに基づく間取りの在り方が紹介されています。 理想の家族の団らんをイメージすると、確かにリビングかダイビングに自然に家族...

前半は凶悪犯罪を起こした犯人がどんな間取りの家ですごしていたかを紹介しながら、良し悪しを分析し、 中盤以降は筆者の家を中心とした子育てや家庭についての考え方、それに基づく間取りの在り方が紹介されています。 理想の家族の団らんをイメージすると、確かにリビングかダイビングに自然に家族が集まる家が良い。 だから子ども部屋は玄関から直行できる作りを避けて、机と寝具がおければ広さは充分で、一番良い部屋は夫婦の寝室にあてるべき、家族の成長とともに家のデザインを変えるべき、というのは成るほどと思った。 海外では赤ちゃんのときから子供部屋を与えて、夜は一人で寝かせるのが良いとしているけれど、日本は生活習慣も背景も違う。 形だけをそのまま取り入れてもうまくいかないことの方が多い。 併せて建築家の家屋デザインの本もいくつか読んだけど、建築士って凄い…。

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2012/11/08

玄関から子供部屋に直結できる構造、広くて居心地のいい子供部屋…子供の頃はそういう間取りに憧れてました。 でも、リビングに人が集まらなくなり、家族のだんらんがなくなりがちで子供のためには良くない…と言うこの本の警鐘は一理ありますね。 自分が家を建てることは(たぶん)ないと思うけど...

玄関から子供部屋に直結できる構造、広くて居心地のいい子供部屋…子供の頃はそういう間取りに憧れてました。 でも、リビングに人が集まらなくなり、家族のだんらんがなくなりがちで子供のためには良くない…と言うこの本の警鐘は一理ありますね。 自分が家を建てることは(たぶん)ないと思うけど、住宅の間取り図を観るのは好きなので、そういう面も考えながら眺めたら面白いかも。

Posted byブクログ

2010/10/16

めずらしく読み直しました。とても面白かったので。 前半は新潟少女監禁事件や酒鬼薔薇事件などの凶悪犯罪の犯人がどんな間取りの家で暮らしていたかを紹介、分析する。後半は「ありがちな間取り」をどう良くしていくかという間取りプランの事例集、という感じの構成です。 前半の犯罪者の家の間取り...

めずらしく読み直しました。とても面白かったので。 前半は新潟少女監禁事件や酒鬼薔薇事件などの凶悪犯罪の犯人がどんな間取りの家で暮らしていたかを紹介、分析する。後半は「ありがちな間取り」をどう良くしていくかという間取りプランの事例集、という感じの構成です。 前半の犯罪者の家の間取りを見ると、確かに「これはヘンだ」という箇所がたくさんあり、間取りや家族の「家」に対する考え方が、住む人間(特に子供)に与える影響は大きいだろうと思えてきます。 日当たりが良くて、広くて、設備が整っている「良い部屋」を子供に与えることが子供と家族のために本当に「良いこと」なのか。著者の考え方には強い共感を覚えました。

Posted byブクログ

2009/10/04

この本が面白いのは、実際に起きた少年による凶悪犯罪と住宅がいかに密接な関係にあるかを緻密に分析した上で、家族が憩える家作り、間取りに対してどんなビジョンを持つべきか、チェック項目をあげながら、具体的に説明する。また、マンションの間取りも1LDKから始まって、2DK,2LDKと 住...

この本が面白いのは、実際に起きた少年による凶悪犯罪と住宅がいかに密接な関係にあるかを緻密に分析した上で、家族が憩える家作り、間取りに対してどんなビジョンを持つべきか、チェック項目をあげながら、具体的に説明する。また、マンションの間取りも1LDKから始まって、2DK,2LDKと 住宅建設会社がよく作りがちな、いろいろなバリエーションの間取りを例に上げ、どう間取りを変えるべきか指南する。また、家づくりを中心に据えながらも、著者のしっかりとした子育てに対する哲学も、なかなか読み応えがある

Posted byブクログ