男はなぜ新しい女が好きか? の商品レビュー
男と女の性に関して、人類の起源や歴史、宗教、古代や中世の実例を交えながら論じている。アドバイスやメソッド本ではなく、「性」、「セックス」などに関して深く知りたい人みおすすめ。現代でも信じられないような性に関する慣例なども紹介されており、少しショッキングな内容もあり。
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2001年刊行。◆原題が「性欲(性的欲望)の解剖(学)」だろうから、邦題には相当難がある。内容で見ても邦題の回答はほぼなく、遺伝学、脳生理学、内分泌学、統計データから、キリスト教、文学・神話までを題材にして、男女の恋愛、性愛、セックス等の実相を解明していく書だ。◆一読した印象では、男女の機能的差異には目配せが効いており、いわゆるフェミニズム的な過剰偏頗は少なそうである。◇ただ、内容・題材が広範であるがゆえに、散漫な印象も残る。◇なお、性欲の中にはいわゆる少年愛、レズビアン、特殊な嗜癖なども含まれている。 著者はイギリスのジャーナリスト。
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