トリニティ・ブラッド Reborn on the Mars(1) の商品レビュー
メトセラと呼ばれた長…
メトセラと呼ばれた長生種(吸血鬼)とテランと呼ばれた短生種(人類)との戦いを描いた物語。今までのように吸血鬼・ロストテクノロジー・宇宙旅行などのキーワードは含まれるが、主人公アベルが持つ能力が、他の吸血鬼にとって脅威であり、その凄まじさが際立ち、今までの吸血鬼ものにはない深みを持...
メトセラと呼ばれた長生種(吸血鬼)とテランと呼ばれた短生種(人類)との戦いを描いた物語。今までのように吸血鬼・ロストテクノロジー・宇宙旅行などのキーワードは含まれるが、主人公アベルが持つ能力が、他の吸血鬼にとって脅威であり、その凄まじさが際立ち、今までの吸血鬼ものにはない深みを持っている。ヒロインの活躍も多いにアベルの未来に影響するので、目が離せない!!
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巷に出まわっているよ…
巷に出まわっているような安易な吸血鬼モノとは一味違います。これを読まずに何を読む! なスニーカー文庫の看板作品です。
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構成キャラクター共に…
構成キャラクター共に文句なしの一品です!
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どことなーくバンパイ…
どことなーくバンパイアハンターを彷彿させる内容ですが、それとはまた違ったおもしろさがあります。
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ディードリヒがスパイである事までは読めていたが、更に裏切るところまでは予想がつかなかった。RAM読んでる時も思ったけど専門用語や覚えづらい名前の割に読みやすい文なのでスッと入ってくるよね。普通のラノベとはまた違った感覚(ラノベって文体が軽いだけで意外と読みづらい文章書く人も結構いるので)
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毎年、吉田直先生の命日が来る度に読み返している。 出逢ったきっかけはアニメ。 当時WOWOW無料放送でO.A.されて観始めて面白くて原作を読み始めた。 全くと言っていいほど本は読まない人だったが、まずは表紙絵に思いっ切り惹かれ、途端にのめり込んだ作品。 好きな要素が詰まりまくっ...
毎年、吉田直先生の命日が来る度に読み返している。 出逢ったきっかけはアニメ。 当時WOWOW無料放送でO.A.されて観始めて面白くて原作を読み始めた。 全くと言っていいほど本は読まない人だったが、まずは表紙絵に思いっ切り惹かれ、途端にのめり込んだ作品。 好きな要素が詰まりまくっててね。 無我夢中で集めた。 THORES様のファンになったのもこの作品から♡ とにかくヴァンパイア(吸血鬼)ものが好きで余計に嵌まった。 甘美で儚くて裏側にある強さが好きな要因。 ただの人間vs吸血鬼ではないストーリーと異種異能を持った者達との戦い。 アベルのクルースニクとは?…なぜジュラが"御身"と言葉を改めたのか、遥か昔から存在する者なのか、この時点ではまだ謎。 騎士団=世界の敵とは?…ディートリッヒはその一人であること。 壮大なストーリーがこれから先にありそうな伏線がいくつかあって、ワクワクさせられた。 この巻に関しては、誰かの為に何かを成そうとした結果の悲劇と悲壮が混在するんだよね。 凄く考えさせられる台詞が出てくる。 まあ、残念なのはヒロインのエステルが好きになれなかったこと。 これはこちらの女性目線だからなのか、言葉遣いは別としてもむず痒くなるような喋り方に×としたい。 今は絶版になっているし、紙媒体で所持しているのは貴重。 大事に読み続けたい! 今からの人は電子書籍で是非! THORES様の美麗絵にも更に更に注目だよ!!!
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高校生の頃に傾倒していて、作者の吉田直さんが亡くなられた時は信じられなくて呆然としていたのを鮮明に覚えています。 大好きだったシリーズの中でまだ生きていてくれるキャラクターたちのみんなは、再読した今回も昔のままで、時間を忘れて読みふけりました。 この作品の魅力はたくさんあるとは思...
高校生の頃に傾倒していて、作者の吉田直さんが亡くなられた時は信じられなくて呆然としていたのを鮮明に覚えています。 大好きだったシリーズの中でまだ生きていてくれるキャラクターたちのみんなは、再読した今回も昔のままで、時間を忘れて読みふけりました。 この作品の魅力はたくさんあるとは思いますが、やっぱり一番は、吉田直の筆力に尽きるのかなと思います。まだまだ日本語が発展途上だった思春期に、彼の本を読めていて嬉しく思います。知性を感じさせる比喩の数々に、大人になった今も、尊敬の念を覚えました。 ストーリーも、きっとこうなるだろう、と、これだけはないだろう、のバランスというか配合が巧妙で、予想が当たっても外れても嬉しいという、憎い演出。 レギュラー陣のAXの皆さんとヒロインのエステルのほか、徹頭徹尾極悪人のディートリッヒ、そして悪役にするには惜しいジュラ。結構薄い本なのに、ジュラの歴史をちゃんと感じさせるあたりも、すごいなと思います。 エンターテイメントだけど真面目で、少しアカデミックなのに茶目っ気もあって、読んでいてワクワクしながらも、読み終えた本を見て、惜しい人をなくしたなと改めて思いました。
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何度も再読してる大好きなシリーズ。 著者の吉田直先生が亡くなられてたと知って凄くショックでした。続編を別の方が書くとかって話を聞いたような気もするのだけど、結局どうなったんだろう?
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始めて表紙を見た時の衝撃。その時手にとってこのシリーズを買いつづけた事は自分にとってとても幸運でずっと心に残り続けると思う。
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シリーズ一気に買って一気に読みました。完結してなくても面白いです、ありがとうございました。 ディートリッヒとアレクが特に好きですがほぼどのキャラも魅力的です。聖下かわいい私のヒロイン。吉田直さんの「ひどいこと」のひらがな標記にときめきます…。 あとは好きなところだけ偏りメモ。 ディートリッヒ 「君のその声を聞ける日をずっと待ってた…待ち遠しかったけど、いざ聞いてみると、ほんとに綺麗な声だね。」 「そして、理由のもう一つは…僕は君のことが大好きだからだよ、エステル」 「だから言ったろう?僕はひどいことをするんだって。」 「どんな姿でもいい。戻ってきて欲しいって。最も彼女はそんなこと考えていなかったみたいだけどね。」 セス 「次に会ったときは、絶対に許さないからね。だから、これからは一生懸命お逃げ……逃げて逃げて逃げまくるんだね。そして、ボクはキミたちをどこまでも追いつめ、捕え、ひどいことをする。ラドゥ、スレイマン、イオン――キミたちはボクの子供たちに取り返しのつかないことをしてくれたんだ。絶対に復讐するよ。」 アントニオ 「背中は僕にまかせろ。ここから力いっぱい声援してるから。」 カイン 「ねえ、アベル。君は僕を愛している。昔も今も君は僕を愛しているんだ。だから僕を殺せないんだ…そしてそれはこれからも永遠に変わることはない。」 ヴァーツラフ 「せめて信仰だけは弱者の味方であるべきではありませんか!?」 「私は、神など信じません。」 「神は確かに存在しています。ただし、それは現実でもない。理想でもない――それは、理想と現実を埋めようとする人の意思そのものだ!」 「ええ。長いこと見失っていた主なる神…なんのことはない、私の神は、私の中にいらっしゃった。」 アベル 「私もそうだったからわかる。勝手に世界に絶望して、愛した人が求めた理想を軽蔑した。いや、憎んですらいた…でも、今思えば、私は負け犬でした。現実と戦うことに怯えて、すべてを嗤うことしかできない惨めな負け犬。そう、ちょうど今のあなたみたいにです。」 「現実を見るのはいい。自分に力が足りないのを認めるのは大切なことだ――でも、それに負けちゃいけない。あなたの理屈は負け犬の理屈だ。」
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