石川くん の商品レビュー
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枡野さんが気になる!という勢いにまかせて本を何冊か集めた時に入手した一冊。 これは”石川啄木入門書”でもあるなぁ、と。 固マジメな本ではないけれど、マジメに石川くんへの敬愛を称えている本。 枡野さんの時には厳しく、時には優しい、故・石川啄木へのツッコミ。 朝倉世界一さんの力の抜けた(!)可愛らしいイラスト。 表紙が啄木さんの写真に落書きされたものだっていうのがまた「い、いいの!?」とこちらがどきどき。 これを読むと、漠然と「啄木ってすごいなぁ」程度の石川啄木への認識が「す、すごいな、石川くん(笑)」と、一目置いて称えてしまうこと間違いナシ☆ 尊敬…とは一味変わってくるかもだけど。 親しみを持てちゃう、石川くん…まるで、子悪魔です、彼は。
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枡野さんの超現代訳とコラムで 色々と石川啄木のことを教えてくれますが 石川啄木のイメージが変わり過ぎの一冊です。 遠いところからやってきて、 働けど暮らしはラクにはならない苦労人だと思っていた、 というか知っている2句だけからの印象です。 娘が学校でもらってきた冊子「ナツイチ」 こういう本のお勧めもAKBなんだ… http://bunko.shueisha.co.jp/natsuichi/member/ この中で、主人が気に止めたのが「石川くん」 > 啄木の短歌を枡野風に現代訳し、作者「石川くん」に語りかける……。サイテーだけど憎めない「石川くん」をユーモラスに描いた爆笑エッセイ集! 図書館で予約して、受け取りに行ったら 表紙が全然ちがっていてビックリ。 黄緑の背景に飛んでる石川くんのイラストをイメージしていたら 文庫でなくて、単行本を予約したみたいで、 その表紙が、写真にいたずら書きしたもの! 「これで間違いないですか?」とカウンターで言われ しばし 「…」
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石川くんっておもしろいなぁ。 国語きらいだったので名前しか知らなかったけど。 短歌ってのもおもしろいもんですね。
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どうしょもないロクデナシな石川啄木を面白おかしく描くエッセイ。 たのしい。 金田一くんとの関係はゴッホ兄弟に似ている。
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石川くん…そんな人だとは思わなかった! ということを踏まえたとしても 啄木のうたは好きです
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学校で習った石川啄木のイメージが吹き飛びました。 きちくだったり、死にたがりだったり、すけべだったり、とんだ石川くんです。
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なんとなく、清貧のイメージ漂う石川啄木。貧しくても頑張って働いて、親孝行して・・・って。教科書でもそう習ったやん。そんな常識が覆されるのが本書。自身も歌人である枡野浩一さんの解説により、石川啄木の本当の姿がセキララに語られるのであった。 ・・・って、これ、むっちゃおもしろいです。...
なんとなく、清貧のイメージ漂う石川啄木。貧しくても頑張って働いて、親孝行して・・・って。教科書でもそう習ったやん。そんな常識が覆されるのが本書。自身も歌人である枡野浩一さんの解説により、石川啄木の本当の姿がセキララに語られるのであった。 ・・・って、これ、むっちゃおもしろいです。人間的にほんとにサイテーな石川くん。頭でっかちのおチビのあの子が働く悪事の限りを暴く本書に、啄木のイメージが壊れるのと同時に親近感がムクムクと沸き起こり、作品理解もぐっと進みます。中高生にオススメ!といいたいところですが、風俗好きなところとか、ローマ字日記の内容とか、ちょっとススメられない内容もございますね。教科書なんかよりずっといいのに・・・。それもこれも石川くんの極悪ぶりのなせる業。しかし、それも石川くんの魅力。あんまり興味なかったのに、最近では釧路、函館、岩手・・・と石川くんゆかりの地を訪ねたりするほどの石川くんファンに。それにしても、こんな本を書いた枡野浩一はけっこうエライと思います。
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石川啄木の短歌を枡野浩一が現代語訳。 会社はよく休む。そんなだから、当然金はない。だから、函館においてきた奥さんと子供に一銭も仕送りしない。出社したと思ったら、お金を前借りしては、肉食って、泡の国。読みもしない洋書買って、あげくの果てに借金踏み倒す。たまに徹夜したと思えばエロ小...
石川啄木の短歌を枡野浩一が現代語訳。 会社はよく休む。そんなだから、当然金はない。だから、函館においてきた奥さんと子供に一銭も仕送りしない。出社したと思ったら、お金を前借りしては、肉食って、泡の国。読みもしない洋書買って、あげくの果てに借金踏み倒す。たまに徹夜したと思えばエロ小説をローマ字でノートに書き写していた…。そんないい加減なことをしながらも、借りたお金の明細はきちんとノートに書きのこしていた。 そんな生活の中でしたためた短歌がこれ。 こころよき 疲れなるかな 息もつかず 仕事をしたる 後のこの疲れ 毎日セコセコ働いていた時の私なら、泡の国に行けなくなるまでつっこんでいたと思う。でも、今、この歌がすごくよくわかる。 たまに働くと、すごく仕事をした気になる。毎日心の中でくすぶっているうしろめたさがふっとぶくらい気持ちいい。ああ、これが充実感!!と思う。 これが刹那的な充実感なのもわかっているから、本当にその瞬間「こころよき」と素直に思える。この歌を口ずさんだ後、またいつもの生活が待っている。一瞬の逃避。自分をもてあます。ため息が出る。 そんなことも考えながらも、やっぱり啄木、しっかりしろよ! んで私もな。 枡野浩一も言っていた。 無駄だろう? 意味ないだろう? 馬鹿だろう? 今さらだろう? でもやるんだよ! …ハイ。
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これを枡野さんの最高傑作、と言っちゃったら歌人である枡野さんに失礼なんだろうか。 いやあ、とにかく笑った。とことん石川くんのことを馬鹿にして、茶化して、石川啄木ファンはこれを読んだら怒るのかなあ。私、思わず国語の先生に勧めてしまったのだけれど。(読んでたら向かい側の席から...
これを枡野さんの最高傑作、と言っちゃったら歌人である枡野さんに失礼なんだろうか。 いやあ、とにかく笑った。とことん石川くんのことを馬鹿にして、茶化して、石川啄木ファンはこれを読んだら怒るのかなあ。私、思わず国語の先生に勧めてしまったのだけれど。(読んでたら向かい側の席から表紙をちらりとみて「それって石川啄木?」と聞かれたのでした。さすが国語の先生!) でも石川啄木のこと全然知らなかったのに、これを読んだらなんだか石川くんのこと、かわいくみえてしまうのが不思議。確かにこんなおもしろい人、無邪気な人が近くにいたらほっとかないだろうなあ。手がつけられない感じもあるけれど。 年譜も爆笑必至。 まったく、こんなにおもしろい世界を石川くんが持ってることに驚いた。引き出してくれた枡野くんにも驚いた。 文庫が出たらしいので買おうと思います。
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かねて「不来方のお城の草に寝転んで」の来ない方の城って何なの?と思っていました。不惑を超えて、やっと百年前の青春の謎が解けました。
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