新しい生物学の教科書 の商品レビュー

池田清彦(著者)

2021/09/15

タイトルは、「教科書」だが、この本で初めて生物学を勉強するには無理がある本です。
生物学も他の理学系の学問同様、かなり多くの分野に細分化されており、それぞれの分野で最先端の内容が記載されているが、そのことが高校生物学の検定教科書に記載されていないことを批判している。

2011/05/29

生物に興味を持ったものの、何から読んだらいいのかよくわからん、という人にオススメいたします。最近の研究結果とか、意外な生物（人間）の能力とか、特に遺伝子に関する記述が非常に興味深かったです。何でも、遺伝子で決まるんじゃないんですね。全体的に興味深く読ませていただきました。文庫版も出てるみたいですね。

2009/10/04

この本の著者の研究されている構造主義とやらには、懐疑的なんですが、この本は文句無しに面白いです。
生物学者の立場から教科書を解説するとともに持論を展開されてます。
これを読めば、生物学にはまだまだ未解明な部分が多くあり未だ発展途上な科学である事がよく分かります。