精霊流し の商品レビュー
さだまさしは、シンガーソングラーター兼作家と言ってもいいだろう。この作品は自らのヒット曲を下地にしているが、自伝的な要素を多く含む名作。特に最後のタイムカプセルの話は大好き。泣ける。
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とても読みやすく感動的な小説だった。基本的に、自分の守備範囲以外で才能を発揮できる人は少ないが、この人は小説家としてもそこらへんの人たちより優れていると思う。しかし、自伝的という触れ込みのため、なにかノンフィクション的な読み方をしてしまい、途中は自伝のエッセイを読んでいるような感...
とても読みやすく感動的な小説だった。基本的に、自分の守備範囲以外で才能を発揮できる人は少ないが、この人は小説家としてもそこらへんの人たちより優れていると思う。しかし、自伝的という触れ込みのため、なにかノンフィクション的な読み方をしてしまい、途中は自伝のエッセイを読んでいるような感じになってしまった。話の前後左右が時に交錯するので、やや混乱してしまった。しかしやはり、多くの人が死ぬ。なんだか、死から生を考えるなんてありきたりでおこがましいが、自分の生きている意味をより考えてしまう小説だった。
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まっさん自伝的小説 さすがに第一作で多少荒があるか? 次作の出来がよすぎるので、つい比較対象になりがち。 まっさんファンだと、ああ、トークであったねとうなづくことしきり
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借本。 なんとなく著者が嫌いだったのですが、某番組をみて好感が上がったので。 地域の話だけど、日本のお話で、一度読むと良い。 日本人なら読んで損はないと。 忘れてはならない事が書かれている気がしました。 最後に、「春ちゃーん!」と叫びたくなる。
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泣ける内容であると分かっていて敢えて読んでみたのだが・・・・・。 三人称で綴られた物語だが、限りなく主人公雅彦の一人称に近い体で語られている。この本で語られているメッセージは生々しい人間の業であったり、死生観であったりするが、決して声高にならず、抑制された文章で粛々と進行する。 ...
泣ける内容であると分かっていて敢えて読んでみたのだが・・・・・。 三人称で綴られた物語だが、限りなく主人公雅彦の一人称に近い体で語られている。この本で語られているメッセージは生々しい人間の業であったり、死生観であったりするが、決して声高にならず、抑制された文章で粛々と進行する。 おそらくさだまさしの自伝的小説であると思うが、人柄が偲ばれるというか、彼が真に気骨ある人物であることを再認識した。 すぐれたポップ・ソングの作り手は病的に暗い人間が多いが、シリアスな曲をつくる彼の人生は、そこに含まれる悲しさも含んだ上で、明るくて奔放である。 で、泣き所満載でした。
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さだまさし、すごい! 歌も作って歌えて、こんなに感動できる本まで書けるなんて。 すごいわー。 自伝的小説かあ。いろんなことがあったんだね〜。。 一つ目の薔薇の木の話、超よかった。 弟が超かわいいし。
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ぶっちゃけ歌う人が書く文章なんて…て冷やかし半分で買って読んだら読んでる最中に6回くらい泣いた。鼻水漏れた。なめてましたごめんなさい。
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母に運命を翻弄されたと思ってるピアニスト。それに対して母に「自分の人生をいきたかった」というのは子どもの親への甘えなのか。でも人生ってそんなもんなのかな。「薔薇の花」が良かった。
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長崎と、精霊流し(しょうろうながし)にまつわるお話。 主人公:雅彦の幼少のころや、若き日、 そして、現在が、いろいろなエピソードや、 人間関係とともに、流れていく。 最後は、やっぱり泣いてしまったね。 精霊流しとは、8月15日に、 その年に亡くなった人の魂ととも...
長崎と、精霊流し(しょうろうながし)にまつわるお話。 主人公:雅彦の幼少のころや、若き日、 そして、現在が、いろいろなエピソードや、 人間関係とともに、流れていく。 最後は、やっぱり泣いてしまったね。 精霊流しとは、8月15日に、 その年に亡くなった人の魂とともに、 船を流す伝統行事だそうです。 伝統に含まれる意味や、古くから変わらない気持ちのあり方が、 たくさん伝わってくる本だった。 なかなかの読み応えでした。
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「ほんパラ」から出た本。なかなか切ない話ですが、時代や場所がちょくちょく飛ぶので、ちょっと読みづらかったです。 でも最後は、結構じーんときました。
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