最新戯曲集 紙屋町さくらホテル の商品レビュー
2002年1月30日読了。以下、過去の日記から抜粋。 昨年末に受けた集中講義のレポートを一気に仕上げる。 そのために何度も戯曲を読み返してみたのであるが、 改めて活字を追っていると、いろいろな発見があった。 一度、二度お芝居を観たぐらいでは流してしまうようなシーンや、 「ト書き...
2002年1月30日読了。以下、過去の日記から抜粋。 昨年末に受けた集中講義のレポートを一気に仕上げる。 そのために何度も戯曲を読み返してみたのであるが、 改めて活字を追っていると、いろいろな発見があった。 一度、二度お芝居を観たぐらいでは流してしまうようなシーンや、 「ト書き」の部分に作者の細かいこだわりが隠されていたり、 逆に読むことで舞台を思い出したりもできた。 もちろん、舞台あっての戯曲である。 戯曲だけを読んでいるよりも、実際にお芝居を観たほうが面白い。 しかし、お芝居を一度観てそのまま終わったものにしてしまうのは、 実は相当勿体ないことなのかもしれない。 自分が観たお芝居の戯曲があるならば、それも読んでみる。 そうすることで先に観たお芝居がありありと蘇ってくる。 そして、戯曲を読み終えた後で舞台を観たら、また違ってくるだろう。 そう思うと、私ももう一度「紙屋町さくらホテル」が観たくなった。
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『紙屋町さくらホテル』は、こまつ座の芝居を観て感動した作品。役者の動きがよみがえってくる感じだった。名作だ。 宝塚風の演技を披露するシーンやN音の法則を研究していた津田の遺書「おとん、おかん」の部分、素人集団が徐々に学ぶ「芝居の力」など心に響くことばが多かった。 『貧乏...
『紙屋町さくらホテル』は、こまつ座の芝居を観て感動した作品。役者の動きがよみがえってくる感じだった。名作だ。 宝塚風の演技を披露するシーンやN音の法則を研究していた津田の遺書「おとん、おかん」の部分、素人集団が徐々に学ぶ「芝居の力」など心に響くことばが多かった。 『貧乏物語』マルクス経済学者、河上肇の留守宅が舞台。メインのストーリーではないのだが 人の悩み事といえば「家庭・健康・仕事・恋愛・縁談・お金・失せ物」の7つしかないという箇所でなるほどなあと思った。 『連鎖街の人々』も収録。 作成日時 2007年08月16日 05:59
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