働く女性のための哲学クリニック の商品レビュー
2001年の本 働く女性のための と冠がついているが 一般的に誰もが悩む事柄を書いてあるように思う すべてにおいて 私はだれ? と そのために恋人の(親の、仕事の、友達の、子供の、) ワンアンドオンリーをもとめ 自分が思うその人でなかったら簡単に捨ててしまう 他者を求めなが...
2001年の本 働く女性のための と冠がついているが 一般的に誰もが悩む事柄を書いてあるように思う すべてにおいて 私はだれ? と そのために恋人の(親の、仕事の、友達の、子供の、) ワンアンドオンリーをもとめ 自分が思うその人でなかったら簡単に捨ててしまう 他者を求めながら 他者を遠ざける そんな時代になってきているのでは というものを感じた ワンパターンな ステレオタイプの幸せから外れたら もがかなければならない でも実はその幸せも悩みがあって当たり前で ステレオタイプにとらわれてないか? と気付くにはいいんだろう (でもこじれやすい から気を付けて それでも なにか扉を開けるかもしれない 当たり前に とらわれては いないか と 考える本 かな だから多分つらくなる かもしれない その後読む本は ポジティブだったり 新しいことを始める趣味本とか セットに読むようにしてます それが私の哲学とのつきあい方だな じゃないと 井戸を掘っていくとつらくて 復帰できなくなりそうで でも必要な本 だ ときおり 自分自身につきつけるナイフのように。
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幸福というのは、生きながら、いろいろと経験しながら、なんか不幸も自分の中に包みこみながら、しみじみと感じるというところがあるでしょう。つつましやかな生活でも、自分の一生は幸福だと思えるようなね。 ところが今は幸運と幸福の区別がつきにくくなってきている。 自己実現は人間をあまり幸せ...
幸福というのは、生きながら、いろいろと経験しながら、なんか不幸も自分の中に包みこみながら、しみじみと感じるというところがあるでしょう。つつましやかな生活でも、自分の一生は幸福だと思えるようなね。 ところが今は幸運と幸福の区別がつきにくくなってきている。 自己実現は人間をあまり幸せにしない。単純に自分が実現したら、怖い。自己実現の実現という概念が問題。何か遠くに目標を設定して、それに向かって今何をしたらいいかと考える。そうすると、今やっていることが、将来の何かを実現するための単なる手段になってしまう。 目標が全くない人生っているのは空しいかもしれないけれど、目標が一つしかないっていうのも、哀しい結末しかないんじゃないかな。 実際には、何かやってる間に目標なんて変わっていく。 自己実現とは、今の自分が思っている目標を設定するわけ。今の自分が見える範囲で目標を設定し、それに向かって意味付けするわけですが、今の自分に見えている目標なんて貧弱なもんじゃないですか。 自分の欲望とか意欲と関連付けて仕事を考えるのはやめた方がいい。 人が死なないでいる理由というのは、やっぱり何か人生で一度は幸福というものを経験しているわけです。
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