文豪ディケンズと倒錯の館 の商品レビュー
ディケンズの探偵譚第一弾。 話自体も面白かったが、多分、ディケンズの時代の作品や作家について詳しいとより面白いのだろうな…、とかとか。 こういった本は常にそうだけれど。 訳もそこそこ読みやすい、と思ったら宮脇氏の訳。
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19世紀のロンドンを舞台に、ディッケンスを探偵に、ウィルキー・コリンズをワトソン役にしたミステリー。長らく弁護士の館に眠っていたコリンズの覚書をパーマーが編集した、という形をとっているので、ちょっと独特の形式になっている。 でもって、いきなりディッケンスの死から始まるんだもん...
19世紀のロンドンを舞台に、ディッケンスを探偵に、ウィルキー・コリンズをワトソン役にしたミステリー。長らく弁護士の館に眠っていたコリンズの覚書をパーマーが編集した、という形をとっているので、ちょっと独特の形式になっている。 でもって、いきなりディッケンスの死から始まるんだもんな。やられたよ(苦笑) ともあれ、最初の方は読みにくいんだけど、後半の冒険談になってくると非常におもしろかった。世紀末のロンドンの退廃とか、混沌とか、まぁよく使われてるものだけど、それが独特の雰囲気で描かれているのが興味深かった。 このシリーズ、すでに四作でてて、翻訳も出ることになってるらしい。今から、楽しみだ。
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