増補 幕末百話 の商品レビュー
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明治30年ごろに、作者が「江戸時代を生きた人たちが年老いて今を逃しては生の声が聞けなくなる」と、老人を訪ね歩いて新聞掲載したらしい。 それを昭和に入って再販したらしい。つまり幕末を体験した生の声の集まりで、彰義隊に属した人の逃げっぷりや、お茶壷道中にかかわった人の話など、本当に面白かった。買って何度でも読み返したい本である。
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杉浦日向子『大江戸観光』(ちくま文庫)p224、「私が最も好きな、篠田鉱造編著の『幕末百話』(角川選書)。幕末の江戸に生きた人々の昔語りが、こんなにも、耳もと近く、鮮やかに再現される本を知りません。
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