秘画 の商品レビュー
御書物同心日記第2弾。相変わらずの日々。書物をめぐり、何事かならん、あれこれと騒ぎが出来する。ほのぼのとした、はらはらどきどきとまではいかないが、はら、どき、ぐらいの物語。いい感じにゆるりと読める。面白かった。
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御書物同心日記シリーズ2巻。第108回直木賞作家・出久根達郎。紅葉山御文庫の最大行事「御風干」が始まった。土用の入りから60日かけて行われる、書物の虫干しである。天候が順調なら連日1千冊を干す。御書物方同心にとっていちばん忙しい時節。日程もあと7日を残すばかりになったとき、9代将軍家重遺愛の巾箱本を紛失したと聞く。紛失した書物の名は前日古本屋から手に入れたものと同じだった…。現在と違う古書店の江戸時代の雰囲気が味わえる作品、古書店を営む強みがある
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