新・おくのほそ道 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
うん。 なんとなく奥の細道と見比べてみたかった・・・けど 最初のいくつかを読んだだけで他の小説を読み始めて しまいました・・・。 なんとなく軽~い俳句でそこが良いのでしょうが 私には合わなかった、かな。
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立松和平による、奥の細道案内+俵万智による、本歌取り 曰く、生きるとは旅すること流れゆく時間が永久の旅人ならば、 芭蕉、月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。
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ノンフィクション的リアリズム の文体を書く立松和平さんと 現代歌人俵 万智さんがコラボ したからこそ お遍路さん的且つモダンな ビジュアルブックが出来たの でしょう。 俵さんの感性も立石寺では 素晴らしい歌を詠んでいて 「池の面に墨汁一滴たらすとき そのようにしみてゆく蝉の声」...
ノンフィクション的リアリズム の文体を書く立松和平さんと 現代歌人俵 万智さんがコラボ したからこそ お遍路さん的且つモダンな ビジュアルブックが出来たの でしょう。 俵さんの感性も立石寺では 素晴らしい歌を詠んでいて 「池の面に墨汁一滴たらすとき そのようにしみてゆく蝉の声」 その瞬間から世界が違って見えてきた。
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図書館で偶然に本棚から見つけた俵万智/立松和平「新・おくのほそ道」。 芭蕉の足跡を追いながら詠んだ俵万智さんの歌もその感性の鋭さにはさすがと思わされるが、一方で立松和平さんの文章は実に味わい深く心の中に染み込んでくるような感じがする。感性の鋭い人というのはかくもあるかな、と思わ...
図書館で偶然に本棚から見つけた俵万智/立松和平「新・おくのほそ道」。 芭蕉の足跡を追いながら詠んだ俵万智さんの歌もその感性の鋭さにはさすがと思わされるが、一方で立松和平さんの文章は実に味わい深く心の中に染み込んでくるような感じがする。感性の鋭い人というのはかくもあるかな、と思わずにはいられない。思わぬ掘り出し物とも云えそうなこの本、読んだ後も感銘と深い余韻が残る一冊と云えそうだ。
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おくの細道の「新訳」ともとれる。会ったこともない芭蕉の旅を現代で想起し、自分達の体験や思想に取り込んで新たな歴史が造作られる過程が読み取れて面白かった。「旅」というテーマがその想起をより触発するものなのではないか、と思う。一人旅が余計にしたくなった。
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