アブダクション の商品レビュー
ロビン・クックの小説…
ロビン・クックの小説の中では少し異色な感じがします。潜水艇が海底にある別世界に引き込まれ、そこでの人々の生活に驚く・・・。非現実的ではあるが宇宙全体を考えればありえない話ではないのかも。
文庫OFF
クックの作品の中では…
クックの作品の中では、数少ないSF小説的な作品。結末の意外性にも、あっとおどろかされる。
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地質を調べるため、海底の休火山付近を掘削調査中、ダイバー2人と小型探査船が行方不明になる。海底に吸い込まれていくはずが、なぜか洞窟に出、そこには扉が。その中には、海底の文明、インターテラが存在した。インターテラの住民は暴力を好まないのだが…。 ロビン・クックの作品は、もうちょっ...
地質を調べるため、海底の休火山付近を掘削調査中、ダイバー2人と小型探査船が行方不明になる。海底に吸い込まれていくはずが、なぜか洞窟に出、そこには扉が。その中には、海底の文明、インターテラが存在した。インターテラの住民は暴力を好まないのだが…。 ロビン・クックの作品は、もうちょっとシリアスな印象かと思っていたが、参考文献のジュール・ヴェルヌの作品のようにのんびりしたSF作風である。 最初の緊迫した雰囲気が、インターテラ以降はゆるく進むが、インターテラ内での事故から、うまく緊張感を持続することになる。 しかし、全体にゆるすぎるきらいがあるとともに、外界の情報が一切書かれないという理由から、えらく古臭い作品のような印象が続いてしまう。 オチもショートショートのような、一発ネタと言う感じで、軽い作品として終わってしまった。ノスタルジックなファンタジーSFと言う作品である。そういうのが好きな人も少なくはないだろう。 ちょっと物足りない。
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