転生 の商品レビュー

田口ランディ(著者)

2009/10/04

不思議な感覚のファンタジー。イラストと共に好きなタイプですね。
静かで悲しくて残酷で優しい話です。

2009/10/04

不思議なストーリー。
奥が深い。
色々考える。
坦々と、現実的に語られる、色々な生き物の生き方。
割とタブーまで踏み込んでいるんじゃないか？
訴えかけられてる一つの意見考えとして参考に。

2009/10/04

　輪廻転生を理解するのに最適な本。「前世は何だったのか。また、後世は何になるのか」。この問いは誰もが一度は考えたことがあるものだと思う。生物の場合、親同士の深い愛情の結果この世に生を受ける。生を受け現在を生きているものの、誰もが自分の前世や後世を理解することができない。ひょっとしたら魚だったかもしれないし、昆虫だったかもしれないし、人間だったかもしれない。
　主人公の「私」は人間として生を受ける前に、様々な存在であった。鳥になったり、昆虫になったり、犬になったりした。いずれの時も銃で撃たれたり、農薬を撒かれたり、交尾の最中に嬲り殺されたりして人間によって殺されてしまった。短命であった。僕たち人間は自然界の中で最も強い存在だ。どうしようもないこともあるだろうが、できる限り弱者（相対的に見て）に対して配慮することがあるべき姿なのではないだろうか。嬲り殺された犬の前世は、自分が愛していた人だったかもしれない。
　輪廻転生はいつまで続くのだろうか。できるならば、後世でも「命あるもの」として生まれてきたいと思う。

2009/10/04

2008.2.7 読了
大人向けの絵本････といったところでしょうか。絵を描いてくださっている篁カノン先生の絵がとても内容に合っていて心惹かれました。本当に「転生」のお話です。
ちょっとミステリアスな作品に仕上がっていますが、とても良かったと思いました。

2009/10/04

　ひとつの魂が何度も死に、何度も生まれ変わる。転生を繰り返すうち、魂が気づいた生きる理由とは。

　輪廻を主題にする物語に興味があったので、読んでて興味深かったし、いろいろ考えました。でも、この絵本はただ輪廻だけじゃなく、人類の未来も示唆しています。そのせいもあってか、自分の考えている転生とは違った解釈だと感じた。転生する理由に結論を出すのは、なんだか野暮な感じがします。ひとそれぞれ、その結論は違ってるんじゃないかな。どれが正しい解釈かとかはどうでもよくて、結論を出そうとする試み・過程が魅力的だと思う。

　篁カノンの挿絵は、エロティックというよりも何かがかきたてられる。ぐにゃぐにゃしてて、線が細い。木の根の様な形が多くて、絵を見るというより自然観察をしている気分になりました。

2009/10/04

転生輪廻っていう言葉に興味が有り、田口さんにも興味があったから読んでみた。カノンさんのエロティックでリアルな絵が田口さんの独特なオーラとこの本のタイトルに合っていて、益々気に入った。人間は、転生輪廻を繰り返すのだろうか。本当に気になる。

2009/10/04

輪廻転生。ぐるぐるぐるぐる。命は何かに引き寄せられ、何度も何度も生まれ変わる。その「何か」は何か。ぐるぐるぐるぐる。こういう考え方もあるんやな。読みやすい。あっという間に読めちゃう。絵も綺麗。ただ、あたしごのみの綺麗さではなかったけれど。

2009/10/04

輪廻転生のお話。短くて簡単に読めちゃうけどとても深い。
ラストはしっくりこなかったけど、ランディさんの中でもかなり好きな作品。

2009/10/04

美しく、痛々しい話が続く。
辛い死を何度も経験して、それでも何故、私は引き寄せられるのだろう。それを人は「　」と呼ぶ。

2009/10/04

どんなに悲惨な運命であったとしても、何度も何度もめぐってくる命の輪。そんな話。綺麗な挿絵にも注目です。一度で良いから見てみてください。