山賊のむすめローニャ の商品レビュー
争っている山賊同士の娘と息子が仲良くなる話で、とてもおもしろかった。 スカッレ・ペールが、死んじゃったのが悲しかった。おもしろくて、優しくて、頭がよくて、ローニャをかわいがってくれる人。ぼくは、スカッレ・ペールが一番好きだった。山賊をつぎたくない娘のローニャに、他の仕事を教えてく...
争っている山賊同士の娘と息子が仲良くなる話で、とてもおもしろかった。 スカッレ・ペールが、死んじゃったのが悲しかった。おもしろくて、優しくて、頭がよくて、ローニャをかわいがってくれる人。ぼくは、スカッレ・ペールが一番好きだった。山賊をつぎたくない娘のローニャに、他の仕事を教えてくれたのもスカッレ・ペールだった。 ローニャたちが馬をつかまえる場面がよかった。それから、表現が、おおげさなのがおもしろい。 リンドグレーンは、何を読んでもおもしろいのがすごい (小5)
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児童小説。 山賊のむすめとして生まれたローニャ。家族やライバル山賊の息子との淡い恋心を通して成長していく姿を描く。 家出して洞窟での生活や夜中に抜け出したり、崖の飛び越え競争をしたり、子供心をくすぐるようなエピソードも多い。挿絵も味がある。
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反目し合う2つの山賊たちの対立を背景に、友情、親子愛、自然の素晴らしさなどがたっぷり描かれた、リンドグレーンの傑作児童書です。
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美しい自然の風景や水の流れの音、裸足の足の裏の感覚まで想像しては、まるで映画を観ているかのような映像美とハラハラするストーリーに、一気読み!
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デスクワークが続くときにぜひ手元に置いておきたい本。ローニャといっしょに森の中を駆け回って、命を回復しよう。
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山賊という境遇に産まれた子供らの、ある種のロミジュリ的物語。子供らもだが、山賊ながら大人たちの純粋さも心に響く。自然や死を描きつつ、誰もが繰り返しの中で成長していくことを思わせる。訳は好みがあるかも。
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BSNHKアニメが面白かったので原作を読んでみました。 原作もとても面白かったです。 可愛がって育てた子供が親の思い通りにならない点は、深く共感。それでも我が子はかわいいあたり、児童文学ですが、むしろ、子育て後半の親にとっても面白い一冊だと思いました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
リンドグレーン作品は大好きだったけれど、実はこの物語に関しては KiKi は初読です。 何となく「山賊のむすめ」という設定に子供時代の KiKi には興味が沸かなかったのです。 だいたいにおいて山賊だの海賊だのというのは子供時代の KiKi にしてみれば悪役の筆頭で、当時の勧善懲悪が当たり前というある種のガチガチの倫理観に照らしてみれば、そんな稼業のヒロインにはろくな結末を思い描くことができないし、これが息子ならいざ知らず娘となると同性の KiKi にとってはあんまり有り難くなさそうな臭いがぷんぷん漂っているような気がしたのです。 ま、てなわけでこのブログで「岩波少年文庫全冊読破企画」をぶちあげた際にも、この作品はリストにこそ載せたものの実際に手に取って読んでみるのはず~っと後になるだろうなぁと思っていました。少なくとも「カッレくん」や「はるかな国の兄弟」や「さすらいの孤児ラスムス」よりは絶対後になると確信していました。 そして実際のところ今日まで手を出さずに来ています。 それが今このタイミングで他にも未読本がいっぱいあるのにこの作品に手を出したのはもちろん宮崎吾朗さんのNHKアニメ「山賊のむすめローニャ」放映がきっかけであることは否めません。 第1回の放送から先週土曜日の第5話までアニメを先行して観終えた後、「これは先に原作を読んでおきたい!」と思わせてくれるものがあったのでついに手に取った・・・・そんな感じです。 そしてそのきっかけになったのはこの物語でもアニメでも出てきたローニャとビルク、2人の実に子供らしい発言がきっかけでした。 その1つ目は一仕事して強奪品を持ち帰ってきた山賊たちにローニャがかける一言 「今日もいっぱいなっていたのね。」 というセリフです。 どうやらローニャは果実が木に実るように強奪品はどこかに実っているものだと思っているらしい・・・・(苦笑) なるほど山賊稼業の何たるかを知らず、自然の中でのびのびと育てば一味が一仕事して持ち帰るものは言ってみれば山仕事をして山の恵みを手にして帰ってきたと思うのが自然と言えば自然なわけです。 そんな彼女が本当のことを知ったらどう考えるのだろうかということに俄然興味が湧いてきました。 そして2つ目のきっかけは今度はビルクのセリフで、自分たちの住む城をとりまく森を「私の森」、そこに住まう動物たちを「私のキツネ」と呼ぶローニャに 「きみの子ギツネだって! きみの森! 子ギツネたちは自分自身のものさ、わかるかい? それに、あの子らがすんているのは、キツネたちの森だ。 その森はまた、オオカミたちのだし、そしてクマたちの、オオシカたちの、野馬たちの森だ。 (中略) おまけに、これはぼくの森だ! そして、きみの森さ、山賊むすめ、そう、きみの森でもある! だけど、きみがこの森を自分ひとりのものにしときたがるんなら、きみは、ぼくがはじめてきみを見た時におもったより、ずっとばかだってことだよ。」 この2つを耳にした時、彼らがこの後成長していく過程でいわゆる「山賊稼業」とどう折り合いをつけていくのか?にとても興味を持ちました。 と同時に「○○は誰のモノ」といういわゆる所有権に対する考え方の相違がある意味で「山賊」とか「海賊」という稼業を成り立たせてもいるわけで、これは昔 KiKi が安直なイメージで「山賊のむすめローニャ」というタイトルから想起していたものとは異なる展開が期待できそうな気がしてきたのです。 実際、今回この本を読んでみたら彼女たち2人は山賊稼業を否定する人物になっていくわけですが、そこに至るまでの実に純粋な子供らしい感覚、さらには親との葛藤、反抗、そして自立の試み、恋と呼ぶにはあまりにも可愛らしいお互いの存在への信頼感と物語に含まれる要素は実に盛りだくさんで、なかなかに楽しい物語でした。 読んでいてふと感じたのはこれってある意味で宮崎吾朗さんの葛藤を描いた物語でもあるのかなぁ・・・・と。 大好きで存在感の大きすぎる父親と自我の芽生えた子供の物語という側面もあるだけに、ちょっと邪推しちゃう KiKi なのでした。
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まだまだ読んだことないの実は多いリンドグレーン 山賊の娘なんだけど山賊っ子なわけじゃない(雪の女王に出てくる子みたいじゃない) 父親がだーいすきなんだけど、父親の言動やお仕事に疑問をもつ 敵対する山賊一家のむすことなかよしになる(ロミジュリ的な・・でもまだラブじゃない!きょ...
まだまだ読んだことないの実は多いリンドグレーン 山賊の娘なんだけど山賊っ子なわけじゃない(雪の女王に出てくる子みたいじゃない) 父親がだーいすきなんだけど、父親の言動やお仕事に疑問をもつ 敵対する山賊一家のむすことなかよしになる(ロミジュリ的な・・でもまだラブじゃない!きょうだいっていってる) ふたりで家出するけど冬は越せない~ パパあやまれよ~ って話 おもしろいー
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