1,800円以上の注文で送料無料

いつでもハネムーン の商品レビュー

2

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2011/10/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 上がり症の邦夫は、就職試験の面接会場でがちがちに緊張していた。  そして、邦夫には上がり症だけでないやっかいな癖があって……緊張すると、勃ってきちゃうのだ……。  そうすると、どうしてもHしたくなっちゃって……  だからこっそり人のいない応接室に忍び込んで一人Hしてたところを、先にいた男の人に見られてしまう。  そして、そのまま犯られちゃって……  でもおかげで、緊張せずに面接に臨めて、無事に合格。  犯られちゃったことが嫌じゃないどころか気持ち良かった邦夫は、自分がその人を好きになったことに気づき、彼の姿を社内で探し始める。  けれどどれだけ探しても見つからなかったのに……ある日、彼とそっくりな運転手、村岡直樹が現れる。  その同じバスで客に近づかれて、緊張を強いられた邦夫はまた、勃ってしまって今度は直樹に犯られてしまう。  実は直樹、次期社長の座を巡る中心人物で、現社長の息子、相手の不正のしっぽを捕まえるために運転手として、調査をしていたのだった。  そんな感じで物語は進んでいくのですが。  邦夫が直輝に惚れたのは、なんだか、若干の論理です。  BL界の中によくある論理。 「Hなことされちゃった……でも、嫌じゃなかった」+「他の人にされたら気持ち悪い」=「もしかして好きなのかも!?」な話です。  悪くない、悪くないと思うけど!  さすがに、だんだんこの論理には、個人的に飽きてしまったような気がします。  最初は、この論理が大好きだったんだけど。  最近は、もう少し、深みのあるしっとりした感じの話が好きになってきました。  でもまぁ、これは、あくまでも個人的な趣味の話なので。 「Hなことされちゃった……でも、嫌じゃなかった」+「他の人にされたら気持ち悪い」=「もしかして好きなのかも!?」な王道の感じが好きな人は読んでみてもいいかもしれません。  途中、実は直輝の駆け引きが全て裏目に出て、うまくいってないのは、実は直輝も真面目で、恋愛経験少ないのか……? とか、思ってしまいました。立場的にはモテてもよさそうなのに……。  もうちょっとうまく直輝が立ちまわっていれば、もうちょっとうまくいったような気もしますが、そうすると、この物語自体が変わってしまうので、それはそれ。  直輝の不器用さも、実は見どころかもしれません。  最後はもちろん、ハッピーエンドです!

Posted byブクログ