日本の伝統美を訪ねて の商品レビュー
着物 お茶 観音信仰 骨董 旅人 お能 韋駄天お正が日本美的思考サーガを駆け巡る 自らを「盗みの名人」というだけに 彼女と対話する人は どこか彼女に対して聞いて欲しいというような心持になるのだろうか 会話は生き物とはよくいったもので 彼らの話題は色んな方向へと枝を生やす幹のよ...
着物 お茶 観音信仰 骨董 旅人 お能 韋駄天お正が日本美的思考サーガを駆け巡る 自らを「盗みの名人」というだけに 彼女と対話する人は どこか彼女に対して聞いて欲しいというような心持になるのだろうか 会話は生き物とはよくいったもので 彼らの話題は色んな方向へと枝を生やす幹のように活き活きと展開してゆく そのリズムがなんとも心地よい 最後の車谷長吉氏との対談は彼女が他界する数ヶ月前のものだが 死期を悟りつつもなお「私は般若です」と出るところが凄まじい これも薩摩隼人の気性がそうさせるのか 車谷氏も死と向き合い 命を削り言葉を生み出す日々の「勝負」魂が切々と伝わってきてこちらも奮い立つ思いがした 日本の美には「勝負」という強きエネルギーが根底に流れている
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美に興味があって読んだ本 「とても」 は、否定語にしか使わないって知っていましたか? 「とてもいい」は、変なんやって。 そこまで堅くこだわりませんが、 どうせならそういうこと 一つひとつ知っていきたいです。
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