立花隆先生、かなりヘンですよ の商品レビュー
・「教養のない東大生」による「教養のない知の巨人」批判 ・深刻な思想の病気がひそんでいるというのが興味深い
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立花隆のロッキード事件本は評価しつつも、その後につづく自然科学本については酷評している。幼稚な間違いであるとか、オカルト好きな著者を小ばかにしているのだが、その内容を読んでいてうなづける。知の巨人だからとって全てをにおいて肯定する必要もない。
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インターネットに関する立花先生と筆者谷田和一郎先生との考え方の違いが、この本が出版された2001年と今では どちらかというと立花先生の予想が当たっているにがおもしろい。8章あるうち、読んでおもしろいのは、後半の6、7、8章位。前半は、速読。
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★批判はごもっとも。で、どうする★ずいぶん遅くなったが、斎藤美奈子著『文壇アイドル論』に触発され読んだ。理系崩れとしてはなぜ立花がこうも礼賛されるのかが理解できず、理系の話をもってくると煙に巻かれる人が多いだけなのだろうと思っていた。立花の背景にあるニューサイエンス信仰を分析し、...
★批判はごもっとも。で、どうする★ずいぶん遅くなったが、斎藤美奈子著『文壇アイドル論』に触発され読んだ。理系崩れとしてはなぜ立花がこうも礼賛されるのかが理解できず、理系の話をもってくると煙に巻かれる人が多いだけなのだろうと思っていた。立花の背景にあるニューサイエンス信仰を分析し、単なる間違い探しではなく 構造的な欠陥を見出そうという姿勢は清々しい。ただ、こうした批判をしたところでその後どうするのか難しい。変なものが流布していることに腹を立てる気持ちはよく分かるが、それをモグラたたきのようにつぶしてもあまり生産的ではない。この情熱を新たなものづくりに生かせるといいのに。自戒を込めて、リアクションよりアクションだろう。
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