歴史とはなにか の商品レビュー
「歴史」には2種類あ…
「歴史」には2種類ある。ヘロドトスの『歴史』に由来するもの。司馬遷の『史記』に由来するもの。「歴史」の捉え方はまったく異なっているのに、「historie」を「歴史」と日本で訳し、それが中国に逆輸入されたせいで、二つの「歴史」が混同されている、という経緯を明快に説明している。
文庫OFF
一般的に知る事になる歴史において前提になっている事を疑って素直に見直した画期的な歴史観だと思う。 確かにそうであるならば、そう言えますね。 と思うし、厳密に言えばそうかという感じ。 無理に神話と融合しない見方を内外通してやってみせる。 なるほど実在が危ういのもこれを読めば納得しや...
一般的に知る事になる歴史において前提になっている事を疑って素直に見直した画期的な歴史観だと思う。 確かにそうであるならば、そう言えますね。 と思うし、厳密に言えばそうかという感じ。 無理に神話と融合しない見方を内外通してやってみせる。 なるほど実在が危ういのもこれを読めば納得しやすいし、その性格を素直に考えるなら思ったよりも資料はいい加減だよなそりゃという感じ。 とても面白かった。
Posted by
【文章】 とても読みやすい 【ハマり】 ★★★★・ 【気付き】 ★★★★★ 歴史とは、時間軸、空間軸を持って一個人が直接体験できる範囲を超えたもの。 歴史は、自己の正当化の武器になる。 インド文明、イスラム文明は、もともと歴史を持っていなかった。 憲法によって作られた国...
【文章】 とても読みやすい 【ハマり】 ★★★★・ 【気付き】 ★★★★★ 歴史とは、時間軸、空間軸を持って一個人が直接体験できる範囲を超えたもの。 歴史は、自己の正当化の武器になる。 インド文明、イスラム文明は、もともと歴史を持っていなかった。 憲法によって作られた国家アメリカでは、歴史は重要視されていない。
Posted by
歴史とは昔に起こった出来事のように考えていたがそうではないと言う、歴史は人間の住む世界の説明である。歴史を間させるには必要な要素がある。 忘れがちな要素としてためになったのは、歴史書を書いた人にはその人の立場や思想がありそれが反映されていると言うこと、もう一つは現代の国民国家のあ...
歴史とは昔に起こった出来事のように考えていたがそうではないと言う、歴史は人間の住む世界の説明である。歴史を間させるには必要な要素がある。 忘れがちな要素としてためになったのは、歴史書を書いた人にはその人の立場や思想がありそれが反映されていると言うこと、もう一つは現代の国民国家のあり方民主主義が当たり前の私たちにとってこの携帯の政治がずっと続いていたかのように考えてしまうこと、今の枠組みで考えてしまうと言うことだ。 いろんなことについて考えさせられる良書である
Posted by
歴史は、真実が書かれたものよりも読みやすいもの、読者が求める神話的なものの方が好まれる。 また、書き手1人の経験等で歴史は正確に書かれないため、結局はフィクションになりがち。
Posted by
歴史とは何か。 歴史を少しでも専門的に学習した人間であれば一度は考えた事があると思う。 有名な著作にE.H.カーの著作があるが、その本とは一線画している。 しかし、個人的な感想だが、歴史とは何かの答えにはなっていないと感じる。 何が?と言われれば、それは言葉にできないのだ...
歴史とは何か。 歴史を少しでも専門的に学習した人間であれば一度は考えた事があると思う。 有名な著作にE.H.カーの著作があるが、その本とは一線画している。 しかし、個人的な感想だが、歴史とは何かの答えにはなっていないと感じる。 何が?と言われれば、それは言葉にできないのだが。 逆を言えば、その難しさ、奥の深さが歴史の楽しさなのかもしれない。
Posted by
歴史の史料は、作者や作者の属している社会の好みの筋書きによって整理されている。その史料を手掛かりに歴史家の解釈でつくられているものが、我々が知らされている歴史
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
・日本書紀は、七世紀末から八世紀のはじめにかけてのあいだ、ちょうど日本国の建国の時期に、日本の建国を正当化し、天皇という世襲制の君主の正統性を裏付ける目的で編纂された。
Posted by
最悪の書である。民主主義を否定し天皇を中心とした立憲君主制を唱えている。この様な人が今の世にいたとは!
Posted by