国境 の商品レビュー
建設コンサルタント:二宮啓之シリーズ 第2弾。 今度は北朝鮮が舞台となっています。 在日朝鮮人詐欺師に騙された二宮と二蝶会の桑原が、その詐欺師を追って北朝鮮へ渡る。 北朝鮮の実状を交えながら、四苦八苦しながら詐欺師を追いつめると黒幕は日本にいた。 黒川作品の定番の...
建設コンサルタント:二宮啓之シリーズ 第2弾。 今度は北朝鮮が舞台となっています。 在日朝鮮人詐欺師に騙された二宮と二蝶会の桑原が、その詐欺師を追って北朝鮮へ渡る。 北朝鮮の実状を交えながら、四苦八苦しながら詐欺師を追いつめると黒幕は日本にいた。 黒川作品の定番のヤクザや、代議士、大物フィクサーなどが登場し、大がかりな詐欺であることが判明する。 北朝鮮でのスリルある追走劇、日本での金をめぐるやりとりはリアリティーあり。 少し難しい話しもあり、ちょっと読むのが疲れましたが、次作も読んでみたいと思います。
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疫病神シリーズ第2弾。今回は詐欺師を追って、桑原&二宮が北朝鮮へ入国する話。450ページ近くの2段書き。しかも、ラストの100ページ近くまでは、北朝鮮の話が続き、前作の二転三転する展開を期待していただけに、北朝鮮から命からがらに帰国するまでが、すごく長く感じた。他の人のレビューに...
疫病神シリーズ第2弾。今回は詐欺師を追って、桑原&二宮が北朝鮮へ入国する話。450ページ近くの2段書き。しかも、ラストの100ページ近くまでは、北朝鮮の話が続き、前作の二転三転する展開を期待していただけに、北朝鮮から命からがらに帰国するまでが、すごく長く感じた。他の人のレビューにもあったが、帰国後のスピーディーな展開は、本来のこのシリーズらしく、そこまで頑張って読んだ甲斐があったと思わせる。もうすでに16年前の作品。携帯事情やまだ万景峰号が定期的に航行していたり、時代を感じさせる部分もあるが、全体的には気にならないほど、主人公2人のキャラが秀逸。
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- ネタバレ
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二宮・桑原コンビ 北朝鮮潜入の巻 『破門』のように軽快に読み進まないのは、 暗い内容だからか 小説だからだが、日本と国交のない国でも行けるところが凄い(2度も!) 普通なら生きて帰れないところだが・・・
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疫病神シリーズ第二弾。 やはりヤクザ版「おかしな二人」ww 前半の北朝鮮でのエピはハングル読みに苦戦したのと二段組の読みにくさもあってなかなか進まず。。。 二宮がに帰国したあたりから読むスピードがアップ。 そして地元の地名がたくさん出てきて(・∀・)ニヤニヤでした(笑)
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けんかの国の王子様はいちいち登場シーンがかっこいい♪ 二宮さんには申し訳ないが、 彼が捕えられられれば、なんだかんだ言いつつも 王子が必ず助けに来てくれる。 図書館にて何気なく手にとった『国境』 つい、パラパラとあのシーンを探してしまう。 あ、あった。 二宮さん、またボロボ...
けんかの国の王子様はいちいち登場シーンがかっこいい♪ 二宮さんには申し訳ないが、 彼が捕えられられれば、なんだかんだ言いつつも 王子が必ず助けに来てくれる。 図書館にて何気なく手にとった『国境』 つい、パラパラとあのシーンを探してしまう。 あ、あった。 二宮さん、またボロボロにされとるわ。 あ~あ、可哀そうに。(^^; そこへ、どんどんと扉を叩く音。 どきどき♪ 「わしや。」 低い男の声。 わ♪わ♪ 「月光仮面登場や。」 ん? 胸の高鳴り、若干の下降線を辿る。 そんな台詞だったかなぁ。 手にしているのは単行本。 文庫で読んだ時と印象が違うな。 で、確かめる。(閑人^^;) おおっ♪これ、これ。 「大魔神の登場や。」 桑原さんはこっちのイメージや。 文庫本と単行本でちょっと台詞を変えているのは著者の遊び心? でも楽しいね。
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2014年10月2日読了『国境』黒川博行著 評価B+ 建設コンサルタントの二宮は、コミッションをとって仲介しようとした中古建設機械の取引が、思わぬ詐欺師に引っかかって、建設機械業者からその損失の補償を求められるが、その詐欺師は、関西一円のその筋の大物たちからも、カジノ仕立ての詐欺...
2014年10月2日読了『国境』黒川博行著 評価B+ 建設コンサルタントの二宮は、コミッションをとって仲介しようとした中古建設機械の取引が、思わぬ詐欺師に引っかかって、建設機械業者からその損失の補償を求められるが、その詐欺師は、関西一円のその筋の大物たちからも、カジノ仕立ての詐欺話で10億円もの詐欺を成功させて、北朝鮮へ高飛びしていた。それを追いかけるその筋の一匹狼の桑原と観光という名目で、詐欺師を追いかけて北朝鮮へ渡るが、、、、、それは、命を賭けた戦いの始まりだった。 北朝鮮の国内事情が、入国した二宮と桑原の追跡行の中で十二分に描写され、詐欺師とやくざ、政治家、警察の裏の世界がしっかりと描き込まれる。期待以上の作品で上下二段の計444ページを長いと感じさせないストーリーの展開は、黒川氏の筆力でグイグイと引き込まれた。2014年破門で直木賞を取った力をこの作品でもしっかり見せつけてくれる。他の作品も読んでみようと思う。
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疫病神シリーズ第2弾。今回の舞台は北朝鮮。ストーリーはいつもながら面白く、いうことなし。それより今回は描かれている北朝鮮のあまりに酷い状況に大きなショックを受けた。恐ろしすぎる。
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疫病神シリーズ2作目。今度の敵は「国境」です。相変わらずの桑原節は健在。北朝鮮と言う色々と難しい場所を舞台にした、傑作。
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読んだ後で、前作があると知った。ヤクザをはじめ無法者がほとんどの本だけど、わりとすらすら読める。桑原は本当にタフだし、二宮ともなんだかんだでいいコンビだ。
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汚い言葉や殴り合いは私の趣味に合いませんでした。 この方の他の作品をよむかなぁと考えると、あまり食指は伸びません。 だけど、作品としては、興味深くもあり面白くもあり、私の好みの問題だけで☆3つにしてしまうのは不当な評価になってしまう。 そう考えての☆4つです。 本も相当汚れて...
汚い言葉や殴り合いは私の趣味に合いませんでした。 この方の他の作品をよむかなぁと考えると、あまり食指は伸びません。 だけど、作品としては、興味深くもあり面白くもあり、私の好みの問題だけで☆3つにしてしまうのは不当な評価になってしまう。 そう考えての☆4つです。 本も相当汚れていたうえ、関西のやくざの汚い言葉遣いに、不快感を感じつつ、最後まで読めてしまったのは、主人公とのでこぼこコンビのボケと突っ込みの面白さのおかげでしょう。 緊迫感の漂う状況でのふざけた会話は、いい感じの関西版ハードボイルドになっていました。 もうひとつ、気付いたことと言えば、全体を通して偏見がなく、物事を描写する目は常に一歩引いたところから全景を見渡すような感じでした。 これは、北朝鮮の事情についても、女性にたいする描写の一つをとってもです。 この著者の透明な視線が、主人公や登場人物の漢気の良さと重なり、「言葉の汚さ」にも拘わらず、私は同調しやすかったのだと思います。 北朝鮮の実情に関しても、とてもリアルな記述が興味深かったです。 多くの書物をリファレンスに挙げておられて、これだけの書物をこなしたゆえの、この舞台の細かい作り込みなのだなぁと、感嘆しました。
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