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施策としての博物館の実践的評価 の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2018/06/10

本書は、滋賀県立琵琶湖博物館について、博物館関係者と博物館に無関係な研究者との共同により、経済的、文化的、社会的という多角的な観点から、実践的な博物館評価を試みた成果をまとめたものである。 博物館評価については、客観的な理論・手法が定まっているとはいえず、本書は貴重な実践の書とい...

本書は、滋賀県立琵琶湖博物館について、博物館関係者と博物館に無関係な研究者との共同により、経済的、文化的、社会的という多角的な観点から、実践的な博物館評価を試みた成果をまとめたものである。 博物館評価については、客観的な理論・手法が定まっているとはいえず、本書は貴重な実践の書といえる。ただし、個々の博物館評価の手法(特に、文化的評価、社会的評価)については、試行錯誤的な部分(そのような手法で本当に効果が測れているのか疑念がある等)がまだまだあるように感じた。 本書における博物館評価から導かれた帰結(一定の来館者数確保のための工夫、理念の先行と実態との乖離、1回の来館経験での効果への着目、非来館者への視点の必要性など)については、琵琶湖博物館だけでなく、他の博物館にとっても示唆に富んだものであるように思った。

Posted byブクログ

2009/10/04

分類=博物館。01年12月。(参考)琵琶湖博物館HP=http://www.lbm.go.jp/publish/index.html

Posted byブクログ