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荘子(2) の商品レビュー

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心躍る中国版「ファンタジー」集成の蛇足?

『荘子』は、思想家荘周の自著と確認されているのは「内篇」だけで、「外篇」と「雑篇」は荘子学派の後生の筆になるとされています。 荘子の死後、いくつかの『荘子』関連本が伝えられたが、現在の「33篇」の体裁に編集し直したのは晋の人郭象です。(それにより、郭象による改竄を疑う学者もいる...

『荘子』は、思想家荘周の自著と確認されているのは「内篇」だけで、「外篇」と「雑篇」は荘子学派の後生の筆になるとされています。 荘子の死後、いくつかの『荘子』関連本が伝えられたが、現在の「33篇」の体裁に編集し直したのは晋の人郭象です。(それにより、郭象による改竄を疑う学者もいる)。 本書は、1巻のような躍動感こそ望めないが、後生の荘子学派が如何に考えたかや、中国人の道家所論を感じるには本書を措いて他にないと思う。 ただ、荘子本人はどうやら孔子その人や儒教の徳目に理解を示しているし、『荘子』を道教の祖(太上老君)老子の所論とダブらせて捉えるのは過誤に陥る危険があります。

聖熟女☆ミ

2023/09/15

無為自然という人には絶対に無理な理想を置くことによって…まぁ…俺ってこんなもんか…っていう救いが得られます。よかったら1から読んでください。

Posted byブクログ