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ノモンハン 隠された「戦争」 の商品レビュー

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2018/08/15

今日8月15日19時30分からNHKスペシャル「ノモンハンの真実」が放送されると新聞で読んで、あれ?以前にノモンハン事件の本を買ったよな!と思い出し、人間ドックが終わった午後にイッキ読み。P280「数の論理で懸案の法案を次々と強行成立させてゆく国会議員をいまだに選び続けているので...

今日8月15日19時30分からNHKスペシャル「ノモンハンの真実」が放送されると新聞で読んで、あれ?以前にノモンハン事件の本を買ったよな!と思い出し、人間ドックが終わった午後にイッキ読み。P280「数の論理で懸案の法案を次々と強行成立させてゆく国会議員をいまだに選び続けているのである。権力は、その時の私たちの姿鏡だと言っても良い。」「本当の権力の責任を追求するべきであるし、同時にまた、その顔が自分自身の顔なのだという自覚を持つべきだと思う。」17年前、2001年3月に書かれた本です。

Posted byブクログ

2017/01/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2001年刊。ノモンハン事件のNスペ制作秘話。インタビューや調査過程が描写されて判り易いが、深さ・詳細さは足りず、本書は端緒とすべきか。散々言われてきた問題がこの事件でも起こっている。敗北に学ばない、上司が責任を取らない体質がそれ。事件の第一次戦では、航空戦に勝ち、地上戦に完敗。ソ連は負けた航空戦から対応策を検討。日本は地上戦を検証しないばかりか、虎の子の軽戦車を戦場から引き抜く愚を犯し、二次戦における地上戦の7割もの損耗率に繋がる。しかも、責任は前線指揮官がとり、上級士官(特に辻)は栄転さえした。 ①ノモンハン事件前夜、ゲンデン→アモル→チョイバルサン(最大の対ソ協力者。2人の前任の粛清画策)のようにモンゴルの首相が変遷。チョイの独裁的地位・ソ連の傀儡へ。アモル首相には反ソクーデター計画あり。②戦陣訓ある日本は自決を事実上強要。敗走時・捕虜時の心構えも準備なし。捕虜への厳しい目線・社会的制裁のため、ソ連残留者も多い。かつ事後の太平洋戦争には活かされず。ただし、厳しい規律のソ連軍も同様。③事件体験者?の回想で、朝鮮で登用(どのように登用したかは不明)した慰安婦がノモンハンの前線に来たとのこと。

Posted byブクログ

2011/10/20

今日の夜にこの本の著者である鎌倉英也さんとお会いできるので、読んでみた。ノモンハンって聞くと「世界史にあったな~」っていう感覚か「村上春樹のねじまき鳥に出てたな……」くらいな印象しかなかった。自分は今まで往々にして「歴史」というものを避けてきた。リアリティが感じられないというのが...

今日の夜にこの本の著者である鎌倉英也さんとお会いできるので、読んでみた。ノモンハンって聞くと「世界史にあったな~」っていう感覚か「村上春樹のねじまき鳥に出てたな……」くらいな印象しかなかった。自分は今まで往々にして「歴史」というものを避けてきた。リアリティが感じられないというのが一番の理由。でも、こういう本を読むと歴史の面白さ、不可思議さを教えられる気がする。ノモンハン事件といわれるが、被害規模はもはや「戦争」レベルだ。1万人以上の人が負傷、死亡している。そして、ノモンハンというのはモンゴルにあるハルハ河で起きた戦争としてモンゴルでは認知されている。ロシアと日本がモンゴルという異国の地で行われた戦争。そこに巻き込まれたモンゴルの事情、なぜハルハ河だったのか?読んでいて本当に惹きこまれた。この本を書いた著者にこれから話を聞きに行けるのが本当に楽しみ!

Posted byブクログ