虹の天象儀 の商品レビュー
プラネタリウムを舞台…
プラネタリウムを舞台に繰り広げられる、人間の心をテーマにしたお話し。読んだ後は、プラネタリウムに行って実際の造影機を見たくなります。この作者の作品は、事実に基づいたお話しが多く、その中でも読みやすい作品です。
文庫OFF
10:五島プラネタリウム、織田作之助、タイムスリップ、満天の星。瀬名さんらしい整然とした美しい文で描かれる、星空への憧憬と情熱。プラネタリウム投影機の仕組みについて易しく説明している部分もあり、カール・ツァイス社の技術について「ギアとモータで星空を表現しようとした」と述べていると...
10:五島プラネタリウム、織田作之助、タイムスリップ、満天の星。瀬名さんらしい整然とした美しい文で描かれる、星空への憧憬と情熱。プラネタリウム投影機の仕組みについて易しく説明している部分もあり、カール・ツァイス社の技術について「ギアとモータで星空を表現しようとした」と述べているところに、何だかぐっときました。夜空を見上げたくなる、そんな一冊。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『古本で見る昭和の生活 (ちくま文庫)』で東京で最初のプラネタリウムを設置した東日天文館のパンフレットを取り上げていたのですが,それを題材にした小説。ジャケットにはSFとありますが,出版社の祥伝社の言葉を借りれば「SFファンタジー」。プラネタリウムがタイムマシンとなるタイムスリップものですが,タイムスリップについての詳細な説明はなく,タイムスリップした主人公が時代時代で乗り移る人の思いをつなぐハートウォーミングな物語でラストはちょっと感動しました。
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時空を超える系のファンタジー。 読後感は、なんだかふわふわした感じであまり強くないけれど、その分さらっと読めます。
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まるで宇宙船のようにも見える、不思議な形をした星の投影機。44年間の使命を終え閉館した東京・渋谷の五島プラネタリウムに、不思議な少年がやって来た。「おじさん、プラネタリウムはどんな時代の星でもつくれるんでしょう?昔に吸い込まれそうになったことはない?」―一つの思いが心に刻まれ、昭...
まるで宇宙船のようにも見える、不思議な形をした星の投影機。44年間の使命を終え閉館した東京・渋谷の五島プラネタリウムに、不思議な少年がやって来た。「おじさん、プラネタリウムはどんな時代の星でもつくれるんでしょう?昔に吸い込まれそうになったことはない?」―一つの思いが心に刻まれ、昭和20年前後の時代にタイムスリップする感動の物語。
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プラネタリウムへの思いがタイムスリップさせ、大切な場所、大切な人と出会わせてくれた。 実際、プラネタリウムへ行ってみたくなった。
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瀬名さんのイメージでは、骨太のハードなSFというイメージがあったのだが、本作では見事に覆された。 いまでは、ほとんど行くことは無いんだが、ちっさいころ、プラネタリウム好き(毎月行ってた)私としては 胸にぐっと来るもののある一品だった。"
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瀬名さんの作品といえば…以前読んだ『パラサイト・イヴ』で大衝撃を受けました! 今回読んだ作品はだいぶ作風が違っていて、SFファンタジー? プラネタリウムを通じて、昭和20年前後の時代にタイムスリップ! 時代を超えて、「思い」が人々を繋ぐ。 この作品を読んで思わず、過去に見...
瀬名さんの作品といえば…以前読んだ『パラサイト・イヴ』で大衝撃を受けました! 今回読んだ作品はだいぶ作風が違っていて、SFファンタジー? プラネタリウムを通じて、昭和20年前後の時代にタイムスリップ! 時代を超えて、「思い」が人々を繋ぐ。 この作品を読んで思わず、過去に見た星空をふと思い出しました。
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