都庁爆破! の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
某宗教団体が、都内でテロを起こし、厳戒態勢にある中、 都庁が爆破された・・・。 しかも、アメリカで飛行機を使ったテロがあった直後だったため、 都庁の崩壊を恐れ都庁内はパニックに・・・。 さらに、都庁に訪れていた観光客、職員なども人質に していることも発覚し、都知事、日本政府は恐慌状態に 陥った・・・。 人質の中には、偶然、都庁に訪れていた元自衛官(特殊作戦群所属)の主人公の家族も含まれていた。 犯人の目的は何なのか、首謀者いったい誰なのか、人質は無事に 救出できるのか・・・。 実際に起こった地下鉄サリン事件や、NYのテロなどを引き合いに 出して、臨場感を広げています。 (団体名などは変えてありますが・・・。) しかも、単純に救出劇を描くのではなく、人質救出、犯人確保を 実行するまでの政治家の綱引きや選挙への影響なども描かれ、 単純な英雄活劇にしないような工夫もされています。 さらに意外な真実なども盛り込み伏線を広げた上で、きちんと収めているのには脱帽です。
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高嶋氏は「スピカ」を読んだことがあるけど綿密で、凄い、と思う。そうつながるとは。 微妙に現実世界とシンクロしているのが、恐怖。 都庁前のホテルに泊まった日、窓から見たビルの、あまりの高さに、現実感が無かったっけ。
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