マクルーハン の商品レビュー
図書館で、ちくま学芸文庫なのにマンガみたいなのが気になって借りてみた。書名の『マクルーハン』というのがなんなのか分からずに。本を開くと、「君が普通の人なら、おそらく聞いたことが聞いたことがあるだろう、マーシャル・マクルーハンという名を。」と書いてある。いや知らないよ。僕は普通の人...
図書館で、ちくま学芸文庫なのにマンガみたいなのが気になって借りてみた。書名の『マクルーハン』というのがなんなのか分からずに。本を開くと、「君が普通の人なら、おそらく聞いたことが聞いたことがあるだろう、マーシャル・マクルーハンという名を。」と書いてある。いや知らないよ。僕は普通の人ではないのかも。北米ではそんなに有名なんだろうか。これはアメリカの"McLuhan for Beginners"という本を訳したもので、そういう本って多分アメリカ人好きなんですよね。僕は2セメで一般教養の哲学の授業を取って、その教科書が"For Beginners Heidegger"を訳したものでした。ちゃらんぽらんだから敢えてこの本を使う、という一見意味ありげなことを言った教官の授業は、哲学の授業という期待に反してハイデガーの話に終始して、つまらなかったのと、小テスト的なものをほとんど白紙で出した時に言われたことが癪に触って3回くらいで出るのをやめてしまった。それが水曜1限の授業。同じセメスター水曜2限は、バルトを中心とした映像の話で、これはなんとか最後まで受講した。それでオグデン=リチャーヅの三角形とか出てきたのですが、そのI.A.リチャーヅがこのマクルーハンの先生らしいです。なんとなく手にした本ですが、去年勉強していたことと微妙に関連していたという話です。さて、この本の中身については、面白くなかったし、頭に入らなかった。ちくま学芸文庫に入れるような本では全くないのでは。マクルーハンという人がいて、一世を風靡していたんだなあということだけは分かりました。
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メディア論が注目された思想家マーシャル・マクルーハンについての本。coolとhotの分け方は古くてピンとこないんですが、「私にはなんの思想もない」と言ったり、コミックについての本書いたり、ウディ・アレンの映画に出たり、ようやるわという感じ。山師的なとこがかっこいいかも。
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