しゃばけ の商品レビュー
ミステリ+時代小説+妖怪人情(?)話です♪
大店の若だんな・一太郎は17歳。外出もままならぬ病弱体質だが、その環境に甘えることもスレることもない一太郎の素直さと、彼を溺愛する妖怪たちのトボけぶりが良い。ミステリ+時代小説+妖怪人情(?)話です♪
midori
<目次> 略 <内容> 『しゃばけ』シリーズ第1弾。なるほど、面白く、謎も伏線からうまく書けている。ちょっと前半がたるいかも知れないが…。
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今までに読んだことのないジャンルで、江戸時代の登場人物と、その時代の言葉で物語が進む話(フィクションだけど歴史小説みたいな)。なんでこの本を借りようと思ったのか、記憶をたぐりよせてみるとNHK『グレーテルのかまど』でこの本と、おかきが紹介されていたからだったように思う。 こわごわ...
今までに読んだことのないジャンルで、江戸時代の登場人物と、その時代の言葉で物語が進む話(フィクションだけど歴史小説みたいな)。なんでこの本を借りようと思ったのか、記憶をたぐりよせてみるとNHK『グレーテルのかまど』でこの本と、おかきが紹介されていたからだったように思う。 こわごわと読み始めてみたけれど、意外とこれが面白い。主人公は朝の連続テレビ小説『らんまん』に出てくるような大店の若だんな、一太郎。一太郎にはなぜか妖の手代が二人付き添っていて、なにかと面倒をみてくれる。そんな一太郎が殺人事件の犯人(下手人)と鉢合わせし、その後も命を狙われて…というあらすじ。 なんだかハリーポッターの日本版?と思うくらいに、展開がわくわくするし早く先が知りたいという気持ちにさせてくれる。妖という人間ではない存在と、人間が力を合わせて戦うという展開は鬼滅の刃のようでもあり…。ぐいぐいと引き付ける文章力はこの作家さんの力量さんだろうなあ。そして表紙の絵がかわいらしくて、この妖怪はこれかな?などと見比べて考えるのがまた楽しい。日本の江戸時代の日常を知ることができるのも楽しい。火事に対する備えとかぼてふりとか。 この先、シリーズがたくさんありそうなので楽しみがひとつ増えてうれしい!
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個性的な妖(あやかし)たちの魅力は言うまでもないことだけど、冒頭の江戸の夜の闇の濃さの描写にぐっと引きこまれました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
シリアスなものが苦手なわたしはこれぐらいのポップか小説は読みやすくて楽しかったです。 学園ものとかが好きなので江戸時代を舞台にしている感じはあまり好みではないかなと思っていたのですが、読んでいると登場する妖達とのほっこり可愛い感じに癒されました。 シリーズものになってる理由もなんとなくわかりました。妖達が可愛らしくなってきます。 最後の話のオチとしては弱いので、推理的どんでん返しみたいなのは期待してはいけません。
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魅力的なキャラとか出生の秘密とか黒幕との一騎打ちとか......こういう「お約束」って、やっぱり楽しい。エンタメの原風景を見た思い。無性に続編が読みたい。
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日本ファンタジーノベル大賞の優秀賞を受賞した、畠中恵さんのデビュー作です。 江戸時代の描写がとても細やかで、雰囲気がよく出ています。 そして、登場する妖(あやかし)たちのキャラクターがとても良いですね。 それぞれ個性的で、その描き分けもしっかりとされていました。 妖たちのイ...
日本ファンタジーノベル大賞の優秀賞を受賞した、畠中恵さんのデビュー作です。 江戸時代の描写がとても細やかで、雰囲気がよく出ています。 そして、登場する妖(あやかし)たちのキャラクターがとても良いですね。 それぞれ個性的で、その描き分けもしっかりとされていました。 妖たちのイメージが膨らむような、柴田ゆうさんの挿画も素敵。 大店の若だんなが主人公なのですが、外出もままならないほど身体が弱いので、読んでいてついハラハラしてしまいます。 語り口も軽く、殺人事件を扱いながらも、どこかほのぼのとした温かみを感じる作品でした。
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マンガみたいだな、と読みだした。 キャラクターも設定もポップな感じだ。 殺人事件の黒幕も想像がついたから、中盤すぎまでは淡々と読んだ。 見越しの入道がでてきたあたりから、ぐっと面白くなった。 一太郎の出生の秘密、どうやってなりそこないをやっつけるのか、というあたりがおもしろかった...
マンガみたいだな、と読みだした。 キャラクターも設定もポップな感じだ。 殺人事件の黒幕も想像がついたから、中盤すぎまでは淡々と読んだ。 見越しの入道がでてきたあたりから、ぐっと面白くなった。 一太郎の出生の秘密、どうやってなりそこないをやっつけるのか、というあたりがおもしろかった。 しゃばけというタイトルと、いつ結びつくのかな、とずっと気にしながら読んでいたけれど、「名誉や利得」というよりはなりそこないの「生存」に関わる欲求だったような気がする。 この先の一太郎の成長が楽しみです。
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職場の新聞で紹介されていた本。 おもしろそうだったので借りて読んでみた。 江戸時代の「百鬼夜行抄」(今市子)のようだった。 ところで、手代って何?あと、首を切り落とした理由って何?妖だから、人と考え方がちがうからというだけの理由でよかったのか? なかなかおもしろかったので...
職場の新聞で紹介されていた本。 おもしろそうだったので借りて読んでみた。 江戸時代の「百鬼夜行抄」(今市子)のようだった。 ところで、手代って何?あと、首を切り落とした理由って何?妖だから、人と考え方がちがうからというだけの理由でよかったのか? なかなかおもしろかったので、続きも読んでみようと思う。
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舞台が江戸時代、さらには魅力的な妖怪がたくさん登場して、一気に虜。登場キャラクターがみんなで楽しませてくれる。すごい勢いで読み進め、すぐに最新作待ちの仲間入りしてしまった。
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