収縮する世界、閉塞する日本 の商品レビュー
イスラムがプラグマティックであるという視点は新鮮。 多様性というのは西洋的視点でしかないのではないか。 日本は閉塞を続けていていのか。 さまざまな立場の話者による議論。気づきの多い一冊だった。 JMMシリーズは古本で入手するしかないけれど、 いろいろ読んでみようと思う。
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2009年7月15日読了。「9・11」とは何だったのか?また「9・11」を境に世界は、日本はどう変わったのか?を村上龍が有識者と議論する本。「テロリスト・イスラムは異常者だ。欧米の論理では理解できない」と考えていては、9・11の発生の真の理由が分からないし、理由が分からなければ「...
2009年7月15日読了。「9・11」とは何だったのか?また「9・11」を境に世界は、日本はどう変わったのか?を村上龍が有識者と議論する本。「テロリスト・イスラムは異常者だ。欧米の論理では理解できない」と考えていては、9・11の発生の真の理由が分からないし、理由が分からなければ「どうすればいいか?」の対策を考えることも出来ない、という主張には同意する。現実の世の中では、テロの発生を好機と捉え便乗しようとする大国・宗教組織の思惑や、感情的な世論・もともと世界に存在する紛争の火種などもあるため、物事の本質を捉えるというのは難しいことだが・・・。さらに「テロには、どのような効果があるのか」ということを考えるのは重要だと思う。武力やテロが、有効な問題解決の1オプションとして存在する限り、いずれ同じような事件は起こりうるのだろうか。
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