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オイラーの贈物 の商品レビュー

4.1

10件のお客様レビュー

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オイラーの公式( e…

オイラーの公式( e^ix = cos(x) + isin(x) )の理解を目標に、基礎から幅広く数学を学ぶことができます。私は数学を専攻していましたが、とても良書だと思います。学生の方はもちろん、もう一度数学を勉強しなおしたい社会人の方にもお勧めです。

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数学が好きな学生は、…

数学が好きな学生は、この本が楽しくて仕方がないに違いない。この本一冊で、メモ帳片手に今までの知識の総ざらいができる。しかし、著者は数学嫌いの人にこそ読んで欲しいと思っているはずだ。数学は学校教育では疎外されつつある。そのような状況に今はまだ程遠いかもしれない。しかし、ゲームやライ...

数学が好きな学生は、この本が楽しくて仕方がないに違いない。この本一冊で、メモ帳片手に今までの知識の総ざらいができる。しかし、著者は数学嫌いの人にこそ読んで欲しいと思っているはずだ。数学は学校教育では疎外されつつある。そのような状況に今はまだ程遠いかもしれない。しかし、ゲームやライトノベルで流行する最近の暗号めいた文章のもてはやされっぷり、IT本の売れ行きからすると、数式が列挙された書籍が、当たり前のように読まれる時代が来るんじゃないかと思う。少なくとも、見た目で敬遠されることはなくなりそうである。

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2022/02/02

目次 第1部 基礎理論(パスカルの三角形 方程式と関数 微分 積分) 第2部 関数の定義(テイラー展開 指数関数・対数関数 三角関数) 第3部 オイラーの公式とその応用(オイラーの公式 ベクトルと行列 フーリエ級数) 第4部 附録(発展的話題 各種数表) 第5部 問題解答 虚数...

目次 第1部 基礎理論(パスカルの三角形 方程式と関数 微分 積分) 第2部 関数の定義(テイラー展開 指数関数・対数関数 三角関数) 第3部 オイラーの公式とその応用(オイラーの公式 ベクトルと行列 フーリエ級数) 第4部 附録(発展的話題 各種数表) 第5部 問題解答 虚数平面の座標を円座標とsin,cosで表した時の結果

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2014/10/29

これは,著者もまえがきで述べているように,数学のテキストだ.文庫版で専門書をというのが,本書の狙いであるとしている.オイラーの公式は,複素数まで拡張することで,指数関数と三角関数との関係をあらわすものとして,おのおのを級数展開したときに同一性が得られることとして,淡々と説明される...

これは,著者もまえがきで述べているように,数学のテキストだ.文庫版で専門書をというのが,本書の狙いであるとしている.オイラーの公式は,複素数まで拡張することで,指数関数と三角関数との関係をあらわすものとして,おのおのを級数展開したときに同一性が得られることとして,淡々と説明される.それを人類の至宝と著者は突然語るが,やはり自分で手を動かして,その概念を身をもって感じるようでなければ,何も得られないのに等しい.テキストとしての内容は濃いが,題名に期待したものとは違ったというのが正直な感想である.

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2011/04/05

高校数学の復習のような気持ちで読んだが、いかに元々の自分の知識が理解不足だったか思い知らされた。 ただ公式を覚えるだけではなくその定義と意味を厳密に考えていかないと数学というのは無意味なものになってしまうのだなあとぼんやり思った。

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2010/12/03

高校生から大学初等の方々にぜひとも読んでもらいたい本です。これ程素晴らしい数学書はなかなかお目にかかれないと思いますよ。皆でオイラーの公式の美しさを堪能しましょう!

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2013/10/27

(2005.10.08読了)(2002.08.07購入) 副題「人類の至宝e(iπ)=-1を学ぶ」 「博士の愛した数式」(小川洋子著、新潮社、2003年)の中で出て来た博士の愛した数式とは、オイラーの公式と呼ばれるものでした。eのπi乗に1を足すと0になるというものです。 このオ...

(2005.10.08読了)(2002.08.07購入) 副題「人類の至宝e(iπ)=-1を学ぶ」 「博士の愛した数式」(小川洋子著、新潮社、2003年)の中で出て来た博士の愛した数式とは、オイラーの公式と呼ばれるものでした。eのπi乗に1を足すと0になるというものです。 このオイラーの公式を著者の小川さんは、以下のように表現しています。 「果ての果てまで循環する数と、決して正体を見せない虚ろな数が、簡潔な軌跡を描き、一点に着地する。どこにも円は登場しないのに、予期せぬ宙からπがeの元に舞い下り、恥ずかしがり屋のiと握手をする。彼らは身を寄せ合い、じっと息をひそめているのだが、一人の人間が1つだけ足し算をした途端、何の前触れもなく世界が転換する。すべてが0に抱き留められる。オイラーの公式は暗闇に光る一筋の流星だった。暗黒の洞窟に刻まれた詩の一行だった。」(176頁) このオイラーの公式について、数学の基礎から積み上げて、オイラーの公式の証明まで、学べる本が積読の中にあったことを思い出し、探したがなかなか見つかりませんでした。しばらくして他の本を探している時に見つけたので、読もうと思いながらも、本格的な数学の本なので、じっくり時間をかけないと読めないと思い、今年の夏休みに田舎に持ち帰り、主要なところは読みました。本論300頁の後ろに付録が120頁もついているので、今までかかってしまいました。 オイラーを大辞林で引くと次のようにでていました。 オイラー[Leonhard Euler](1707-1783) スイスの数学者。変分法の創始など解析学を中心に多くの功績を残すとともに力学(剛体に関するオイラーの運動方程式)・天体力学などにも貢献。その名を冠した公式・用語が多数ある。 18世紀の数学者です。200年以上前に分かったことでも、現代の一般の人には、簡単には理解できないことがあるということを知るのも大事なことではないでしょうか! 本の裏表紙には、次のように書いてあります。 「代数、幾何、解析。数学の多くの分野はただ一つの式に合流し、そしてそれを基点に再び奔流となって迸(ほとばし)る。ネイピア数、円周率、虚数、指数関数、三角関数が織りなす不思議の環:オイラーの公式。ファインマンは「これはわれわれの至宝である」と嘆じた。」 自然対数の底eのことをネイピア数というのだそうです。円周率はπ。円周の直径に対する比の値。虚数はi。i²=-1。二乗するとマイナス1になる数です。プラスの数だけが数だと思っている人もいるでしょうし、プラスの数とマイナスの数だけが数だと思っている人もいるでしょう。虚数は、名前からして本当の数じゃないと思っている人もいるかもしれません。ところが数学の世界では、もちろん物理の世界でも、虚数は正の数や負の数と同等の数なのです。オイラーの公式は、本当は、以下の形なのだそうです。  e(±iθ) = cosθ± i sinθ 括弧の中は累乗です。eのiθ乗と表現したいのですが、僕のワープロソフトの知識ではできないので、簡略化させてもらいました。この形が、指数関数、三角関数の知識が必要な所以です。θの部分が、πになった形が、e(iπ)=-1です。移行すればe(iπ) + 1 = 0となります。 学校では、代数、幾何、解析は、それぞれ相互に関係のない数学の分野という形で教えているかのようですが、オイラーの公式は、相互に深い関係があることを教えています。 高校で微分、積分まで学習した人が、数学の世界を自己学習で体感しようという場合にこの本は役に立つように思います。 藤原正彦さんの本でも紹介している、インドの天才数学者のラマヌジャンの発見した、πの近似値を与える式も紹介してあります。 著者 吉田 武 1988年 京都大学工学博士 2000年 「虚数の情緒:中学生からの全方位独学法」で第16回技術・科学図書文化賞最優秀賞受賞 (「BOOK」データベースより)amazon 代数、幾何、解析。数学の多くの分野は唯一つの式に合流し、そしてそれを起点に再び奔流となって迸る。ネイピア数、円周率、虚数、指数関数、三角関数が織りなす不思議の環:オイラーの公式。ファインマンは「これは我々の至宝である」と嘆じた。本書は、この公式の理解を目標に、数学の基礎を徹底的に解説して、三万部を越えるベストセラーとなった独習書『オイラーの贈物』の完全文庫化であり、増補改訂版である。記述は極めて丁寧かつ平明であるため、意欲溢れる中高生の副読本としても好適である。

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2009/10/04

この本、好きです。数学の基礎を文庫本一冊にコンパクトに収めたという意味で実用的か。もちろんその分深くはない。時々知識の整理・確認に使用している。

Posted byブクログ

2009/10/04

オイラーの公式の理解を目標に設定された数学のテキスト。 文庫本サイズで、値段も自然科学系のテキストとしては手頃(1500円+税)。

Posted byブクログ

2009/10/04

文庫本ではあるが、れっきとした数学書。工学系の人間ならおなじみの、オイラーの公式【exp(iax)=cos(ax)+i*sin(ax)】を導出し、その美しさを味わう本。 数式の美しさを知ることができる。数学の美しさを知る人には良いが、数学アレルギーな人は厳しいだろう。

Posted byブクログ