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本の殺人事件簿(2) の商品レビュー

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2009/10/04

聞いたこともない出版社だったけど、 稀覯本・作家・古本屋・コレクターを題材にしたミステリアンソロジーと書かれては、 買わずにすますわけにはいきませぬ。 言いたいことはあるんだけど、とりあえず面白かったのは 『作家とは……』ロバート・セネデッラ 『ハラルド警部補と「宝島」の謎』マ...

聞いたこともない出版社だったけど、 稀覯本・作家・古本屋・コレクターを題材にしたミステリアンソロジーと書かれては、 買わずにすますわけにはいきませぬ。 言いたいことはあるんだけど、とりあえず面白かったのは 『作家とは……』ロバート・セネデッラ 『ハラルド警部補と「宝島」の謎』マーガレット・マロン 『大いなる遺産のゆくえ』ジョン・ネルソン 『竜の頭の謎をめぐる知的冒険』ドロシー・L・セイヤーズ 『ダシール・ハメットを探せ』ウィリアム・ブリテン 『チズリルグ卿の遺産』ロバート・バー あたり。 ほとんど、宝捜し系だな。  と言うか、何かを探し出す、というテーマが多かったような気がする。 本がネタになるとどうしてもそうなるのかな? 特にセイヤーズは気に入ったので、ピーター卿シリーズを読もうかと思う。 でね、この本の特徴は、プロの翻訳家ではないということ。 翻訳ワークショップの高成績者の手によるものなのだ。 翻訳がどうとか言えるほど語学堪能ではないけれど、なんか損した気分。 実際、どことなく薄味な感じがした。ミステリ翻訳のお約束みたいのが分かんないんだろうね。 これをSFでやったら大層イタイことになってた予感(笑)

Posted byブクログ