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歩く影 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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スペンサー・シリーズ…

スペンサー・シリーズ21作目。ボストン近郊の港町で地方劇団の主演男優が射殺された。背後には中国人ギャングが絡んだ複雑な人間関係が。重層的なプロットで読みごたえ十分のシリーズ迫力篇。

文庫OFF

2023/05/16
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スペンサー・シリーズの21作目。 スーザンが理事を務めている劇団の美術監督のストーカーをつきとめるため、 近郊の港町へ出向くスペンサー。 が、よくわからない劇の最中に射殺されたのは主演男優だった。 劇団の有力なスポンサーが中華系マフィアの妻だったり、 警察署長がボストン警察の元刑事だったりと、 聞き込みがなかなかすすまない。 今回のハイライトは、 スペンサーがローンを組んで田舎に三百年前に建てられた農家を買ったこと。 修理をしながら二人で住むらしい。 さらにあの早撃ちのヴィニイが、 「晩秋」でマフィアのボスと袂を分かって以来の登場。 ホークが助勢をたのみ、三人で動くことになったこと。 かなり無敵な感じで、楽しい。 最後にその早撃ちの腕を見せていた。 事件の方は、 平気でうそをつく女と付き合った男が、 仕事も家庭も失ったあげく、 その女の偽装誘拐のせいで人殺しとなってしまった悲しい結末だった。 中華系マフィアが行っていた不法入国を港町から排除したのは、 お手柄だったが。

Posted byブクログ

2020/04/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今回はスーザンが理事長(いつのまに?)を勤める財団から尾行事件を依頼されたら、それが殺人事件に。 上手いのはそれに中国人黒社会を絡めながらも、精神的に情緒不安定な女優が殺人の引き金を引き、彼女に思いを寄せる署長の誤解が第二の殺人につながると言う話の展開の 滑らかさ。 そこにスペンサー、ホークス、ヴィニィ(いつの間にお友達に?)とフルコースでアクションシーンもあり、充分楽しめる。 これだけを単品で読めば物足りないのかもしれないけど、ファンとしてはこれで充分かな? あ、前作からのゲイの刑事、リーもしっかり出てきた。

Posted byブクログ

2018/10/09

文庫本初版 2001年11月10日  スペンサーシリーズ第21作目。 尾行者の調査の打ち合わせで訪れた劇場の中で起きた殺人事件。殺人の動機を探るうちにスペンサーは中国人組織から圧力を受けはじめる・・・。

Posted byブクログ

2012/06/27

何年かぶりでの再読。 スペンサー・シリーズの第二十一作目。 スーザンが理事になった劇団関係の調査をはじめます。 「どうしてここの劇場の理事になることになったのだ?」 「私を迎えてくれる劇場の中でいちばん近いのよ」 第一章のこの会話からラストに至るまで、スペンサーの苛々とした貧...

何年かぶりでの再読。 スペンサー・シリーズの第二十一作目。 スーザンが理事になった劇団関係の調査をはじめます。 「どうしてここの劇場の理事になることになったのだ?」 「私を迎えてくれる劇場の中でいちばん近いのよ」 第一章のこの会話からラストに至るまで、スペンサーの苛々とした貧乏揺すりが見えるようでした。 巻頭の謝辞にある「グウェン・キンキード・著/チャイナタウン」を読んでみたくなりました。 ・・が、絶版のようなので、スペンサー・シリーズを読み終えたら図書館に行ってみます。

Posted byブクログ