第三次世界大戦、始まる！ の商品レビュー

ゲリーボーネル(著者),古川益蔵(著者),大野百合子(訳者)

2022/02/24

　2001年11月発行の本。つまり、2001年9月11日のニューヨークテロの直後に緊急出版された予言の書。
　ゲリーボーネルさんはアカシックレコードを読んで予言される方のよう。
　古川益三さんがボーネルさんに質問してボーネルさんが答えるという形式で書かれています。
　当時書店で本書を見つけた時、大変なことになった、今後はどうなるんだろうと思って購入しました。
　しかし今本書を読んでみると、書かれている予言がことごとく外れまくっています。いちいち指摘するのも馬鹿らしいほど空振りの連続です。
　アカシックレコードや著者の予言能力が疑われるほど。
　ボーネルさんによると予言は公開されると変わる恐れもあるそうです。
　つまり、避けられない予言はタイミングがずれ、避けられる予言は内容が変わってしまうとか。
　そういえば雑誌「ムー」でも毎年１月号で「今年の予言」という特集を色々な予言者を呼んでやってますが、後から読むとほとんど外れていますね。
　私も子どものころは予言の類を信じるタイプで非常に怖かったものです。
　1999年には人類は滅亡するからどうせ何やっても死ぬんや、と本気で思って将来設計なんか考えもしなかった。まさか50過ぎまで生きているとは思いもしなかった。
　予言は信じられるのか信じられないのかと議論する前に、とっくの昔に外れた予言書を古本屋で買ってきて検証すれば馬鹿々々しさを実感できるでしょう。
　しかし2022年2月現在、人類はコロナ感染症やロシアのウクライナ侵攻など第三次世界大戦や滅亡の危機にあります。日本国内に限っても軍国主義が台頭していますね。
　人類はいつでも第三次世界大戦や滅亡の危機にあると言えるでしょう。

ＳＦ　ＫｉｄなＷｅｂｌｏｇ
　予言は外れても危機は去っていない【ゲリー・ボーネル　第三次世界大戦、始まる!】
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