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アエネーイス の商品レビュー

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2022/02/19
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岩波文庫のアエネーイスを完読。トロイア滅亡からローマ建国までの物語。 カルタゴに寄港して女王と恋し、それを離れてイタリアへ赴く。そこで、当地の王の娘を取り合うために戦争するという流れ。 ホメロスのイリアスへの圧倒的なオマージュを感じられる。 ヴェルギリウスはカフカのように焼却を願ったが、結局現存して今に至っている。 いつかラテン語を勉強して読みたい。

Posted byブクログ

2021/03/12

古代ローマの詩人ウェルギリウス(前70年–前19年)の叙事詩。全12巻。トロイア滅亡後の英雄アエネーアースの遍歴を描く。ホメロスの「イリアス」「オデュッセウス」を範とする。ラテン文学の最高傑作とも評されている。 一種の血腥い復讐や怒りの存在が興味深いところ。 解説よりメモ: ...

古代ローマの詩人ウェルギリウス(前70年–前19年)の叙事詩。全12巻。トロイア滅亡後の英雄アエネーアースの遍歴を描く。ホメロスの「イリアス」「オデュッセウス」を範とする。ラテン文学の最高傑作とも評されている。 一種の血腥い復讐や怒りの存在が興味深いところ。 解説よりメモ: ・英雄叙事詩・詩人ウェルギリウスの時代・「牧歌」・「農耕詩」:ヘシオドス「仕事と日」を範とする教訓叙事詩・カリコマスの文芸理論・アエネーイス伝承とローマ建国神話・放浪と戦争・社会的責務を背負う英雄,歴史の神話化・トゥルヌス殺害の場面,問題解決の困難さ・エクプラシスの技法・後世への影響,ダンテ「神曲」など

Posted byブクログ