九つの殺人メルヘン の商品レビュー
アイデアと趣向は抜群…
アイデアと趣向は抜群で、肝心の中身が薄い、という著者の欠点が如実に現れています。
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グリム童話の解釈にな…
グリム童話の解釈になぞらえ、物静かで上品-だけど酒豪!-の桜川東子が事件の謎を解き明かす!9つのグリム童話の解釈に加え、9つに分類されるアリバイトリックの解説もあり、なかなかよくできていると思う。ちょっと年代が違うので分からないが厄年トリオの懐かしい話題もミソ?結末はちょっとかな...
グリム童話の解釈になぞらえ、物静かで上品-だけど酒豪!-の桜川東子が事件の謎を解き明かす!9つのグリム童話の解釈に加え、9つに分類されるアリバイトリックの解説もあり、なかなかよくできていると思う。ちょっと年代が違うので分からないが厄年トリオの懐かしい話題もミソ?結末はちょっとかなしい感じで終わってしまいます…
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童話の新解釈、日本酒…
童話の新解釈、日本酒のうんちく、昭和の懐かしい話などサブテーマが豊富で楽しめますが肝心のアリバイ崩しの推理が少しうすくないかしら?と感じてしまいました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
渋谷区にあるとある日本酒バー。 そこに集うは厄年トリオ。 お客を差し置いて酔っぱらい、生半可な知識を誰よりも知っているマスター。 お酒を飲まない犯罪心理学者の山内。 刑事の工藤。 3人はお酒やお水、マスターの作る美味しい料理を食べつつ、同い年だからこその懐かし話に盛り上がる。 そんな3人の前にある日現れたのは美しく気品あふれる謎めいた女子大生、桜川東子。 工藤が解きあぐねている事件の謎を大学で専攻しているメルフェンと結びつけながら鮮やかに解いていく。 ヘンゼルとグレーテル、赤ずきん…実は怖いグリム童話、なんて言いますが、鯨さんなりの(桜川さんの?)解釈も読みどころ。 グリム童話、けっこう怖いイメージなのであんまり深くは読んでこなかったんだけれど、ちょっと気になってきてしまった。 冷静沈着な桜川さんとコミカルなおじさんたちのやりとりも面白い。 おじさんたちの盛り上がるネタは世代的にあんまり分からなかったのでもひとつ楽しめなかったんだけれど、同じ世代の人はそこも楽しめるんだろうなぁ…。 ラスト、桜川さんの謎がもっと明かされるのでは…と期待しましたが、そんなには。 ミステリアス過ぎて、何か落ちがあるのでは?と勘ぐっちゃったよ。
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タイトルの通り、9つの童話を思わせる事件。 ヘンゼルとグレーテル 赤ずきん ブレーメンの音楽隊 シンデレラ 白雪姫 長靴をはいた猫 いばら姫 狼と七匹の子ヤギ 小人の靴屋 作者お得い?の邪馬台国を思い出させるバーでの謎解き。 ワイワイと雑談に花を咲かせ、そのついでのように語られ...
タイトルの通り、9つの童話を思わせる事件。 ヘンゼルとグレーテル 赤ずきん ブレーメンの音楽隊 シンデレラ 白雪姫 長靴をはいた猫 いばら姫 狼と七匹の子ヤギ 小人の靴屋 作者お得い?の邪馬台国を思い出させるバーでの謎解き。 ワイワイと雑談に花を咲かせ、そのついでのように語られる殺人事件。 日本酒の知識、懐かしの女優さん、歌謡曲、クイズ番組、酔っ払いの騒ぎにニヤニヤする。 童話の解釈より、そちらの方が長い…。 そこへふらりと現れる美少女の桜川さん。 専攻の童話と事件を重ねて、サラリと容疑者のアリバイを崩し、犯人を指摘する。 あっさりと終わってしまったな。
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9つの短編集。 とあるバーが舞台で、巷で起きたそれぞれの事件をメルヘンと絡めて解決する話。 マスターと、常連客2人が事件の話を始め、女子大生がそれを解決するという展開。 ヘンゼルとグレーテル、赤ずきん、ブレーメンの音楽隊、シンデレラ、白雪姫、長靴を履いた猫、いばら姫、狼と7匹の子...
9つの短編集。 とあるバーが舞台で、巷で起きたそれぞれの事件をメルヘンと絡めて解決する話。 マスターと、常連客2人が事件の話を始め、女子大生がそれを解決するという展開。 ヘンゼルとグレーテル、赤ずきん、ブレーメンの音楽隊、シンデレラ、白雪姫、長靴を履いた猫、いばら姫、狼と7匹の子ヤギ、小人の靴屋。 それぞれのメルヘンの本当の意味の解説も載っている。 トリックはそんなにひねりのあるものではないかなあ。
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以前読んだ「今宵、バーで謎解きを」は、マスターのウンチクや常連客二人と昭和の話題で盛り上がっている様子が楽しかった。その雰囲気が気に入って、他も読みたいと思っていたのに、すっかり忘れていました。 本作はそのシリーズ一冊目です。 日本酒バー「森へ抜ける道」は、日本酒を何故かワ...
以前読んだ「今宵、バーで謎解きを」は、マスターのウンチクや常連客二人と昭和の話題で盛り上がっている様子が楽しかった。その雰囲気が気に入って、他も読みたいと思っていたのに、すっかり忘れていました。 本作はそのシリーズ一冊目です。 日本酒バー「森へ抜ける道」は、日本酒を何故かワイングラスで飲ませる変なお店。マスターは雑学の知識が豊富な、ちょっと変わり者の四十二歳、厄年です。常連客の二人も四十二歳厄年で、マスターは勝手に‘厄年トリオ’と呼んでいます。 土曜日に来店した桜川東子(はるこ)という女性の美貌とその洞察力に、厄年トリオはすっかり参っています。 バーのカウンターで厄年トリオの話す事件内容を、端で聞いていた桜川東子が、おとぎばなしのウンチクとからめて推理していくストーリーですが、各編とも決まったパターンで始まり終わります、でもそれを気にしててはいけませんよね。 なんといっても、マスターの日本酒やおつまみへのこだわりが面白くて、厄年トリオが語る昭和ネタも、その雰囲気がとても楽しいです。 今回は、映画、歌謡曲、クイズ番組に子供の頃の遊びにギャグネタなど、昭和でも古さを感じる内容だったけど、その様子はやっぱり楽しそう。横でゆっくり飲みながら聞いていたいけど、今回は日本酒。。。米で作ったお酒は、まったく飲めないから居られないですね。
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舞台は深夜のバー。マスターと常連が悩む事件の数々に、女子大生が挑んだ先にあるものは。 タイトルにひかれて読みました。殺人とメルヘンって合わせていいの、みたいな(笑) グリム童話になぞらえて出される事件の数々は、ただでさえ少なめな現実感を更に薄めています。夜、お酒を飲みながら読むと...
舞台は深夜のバー。マスターと常連が悩む事件の数々に、女子大生が挑んだ先にあるものは。 タイトルにひかれて読みました。殺人とメルヘンって合わせていいの、みたいな(笑) グリム童話になぞらえて出される事件の数々は、ただでさえ少なめな現実感を更に薄めています。夜、お酒を飲みながら読むといいかもしれません。
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「森へ抜ける」道という日本酒バーが舞台のシリーズ短編集。 厄年トリオと美しい女子大生・桜川さんの会話で話が進行する。 事件を赤ずきんちゃんやシンデレラなどの童話にあてはめて解決していく桜川さんがかっこいい。お酒の飲みっぷりもいい。 昭和のテレビ番組ネタというか、雑学が厄年トリ...
「森へ抜ける」道という日本酒バーが舞台のシリーズ短編集。 厄年トリオと美しい女子大生・桜川さんの会話で話が進行する。 事件を赤ずきんちゃんやシンデレラなどの童話にあてはめて解決していく桜川さんがかっこいい。お酒の飲みっぷりもいい。 昭和のテレビ番組ネタというか、雑学が厄年トリオの会話の中に多いので、年代ドンぴしゃの読者はにやりとしてしまうかも。 最後の大オチが予想外。 そこか!?という感がぬぐえなかったのが残念。 なんだかねずみの声がきこえる・・・
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こういうタイプの話好きなんですよね。飲み屋とかで、ちびちびと旨いものを飲んだり食べたりしながら雑談風味の推理を重ねていくの。 鯨統一郎氏お得意の(?)新解釈と、ミスマープルのようにそれを照らし合わせて事件解決ってな具合ですね 探偵役の桜川さんはわりと影薄め。聞き手(一応)の厄年...
こういうタイプの話好きなんですよね。飲み屋とかで、ちびちびと旨いものを飲んだり食べたりしながら雑談風味の推理を重ねていくの。 鯨統一郎氏お得意の(?)新解釈と、ミスマープルのようにそれを照らし合わせて事件解決ってな具合ですね 探偵役の桜川さんはわりと影薄め。聞き手(一応)の厄年トリオがいい味です しかし 同年代じゃないので雑談についていけない…(苦笑) それと、なにやらこの九つの事件、有栖川有栖が『マジックミラー』で分類した9つのトリックパターンを一つずつ対応してるというんですね すげ 家に『マジックミラー』があるので、照らし合わせてみたいと思います
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