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図説 聖書物語(旧約篇) の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2023/02/10

旧約聖書を読んでみたいと思ったけど、あまりに分厚いし、あらすじはアダムとイブ程度しか知らないので読みやすそうな図説を選んだ。 ユダヤ人の選民思想について、この本を読んで徐々にそのイメージの端だけでも掴めたように思う。選ばれし者に苦難が待ち受けるという考えも。 聖書を読むと絵画や文...

旧約聖書を読んでみたいと思ったけど、あまりに分厚いし、あらすじはアダムとイブ程度しか知らないので読みやすそうな図説を選んだ。 ユダヤ人の選民思想について、この本を読んで徐々にそのイメージの端だけでも掴めたように思う。選ばれし者に苦難が待ち受けるという考えも。 聖書を読むと絵画や文学作品をより楽しめるとのことなので、次は新約聖書版を読んでみたい。

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2017/10/27

聖書を物語として興味があったが分厚い聖書は読みたくない。これは要約している上にそのエピソードの各地の絵画を載せてくれていて絵本感覚で読み易い。一石二鳥本。最初の方は天地創造など想像の世界だが最後の方はカナンの地を巡る争いなど実際の出来事が絡む。預言者の存在が大きい。旧約はユダヤ教...

聖書を物語として興味があったが分厚い聖書は読みたくない。これは要約している上にそのエピソードの各地の絵画を載せてくれていて絵本感覚で読み易い。一石二鳥本。最初の方は天地創造など想像の世界だが最後の方はカナンの地を巡る争いなど実際の出来事が絡む。預言者の存在が大きい。旧約はユダヤ教の聖書でもあり、新約(キリスト教)への過程でもある。興味深い。レンブラントの絵が多かったな。

Posted byブクログ

2010/10/14

多くの図版とともに、旧約聖書の世界を解説する。旧約の物語は、ユダヤ民族の辿って来た歴史。栄光も苦難も共に、民族のアイデンティティとして大切に記憶してゆく。しかし神に事寄せて他民族を侵略するあたり、やっていることは他の民族と変わらない。唯一神という概念も、民族の守り神という面が強く...

多くの図版とともに、旧約聖書の世界を解説する。旧約の物語は、ユダヤ民族の辿って来た歴史。栄光も苦難も共に、民族のアイデンティティとして大切に記憶してゆく。しかし神に事寄せて他民族を侵略するあたり、やっていることは他の民族と変わらない。唯一神という概念も、民族の守り神という面が強く、この世をあまねく統べるキリスト教の神とは違いがあるように思われる。バール神などに出会って、何度もユダヤの民の信仰が揺らぐのが面白い。 旧約に題材を取った数多くの傑作絵画を見るにつけ、西洋美術史を深く楽しむためには聖書の知識が欠かせないと実感する。解説も分かりやすくて、旧約聖書への入門には最適。

Posted byブクログ