おまえはケダモノだ、ヴィスコヴィッツ の商品レビュー
またこれもね、書くと知性がバレそうなね、そういう匂いがしてね。書きたくないというね。「ヴィスコヴィッチ」が常に主人公で毎回いろんな生き物で登場。元々生物学者の人が書いてるので、短くも興味深く生態が楽しめる。それぞれの枠の中でしか生きられない生命は、何か退屈し、何なの俺らって、みた...
またこれもね、書くと知性がバレそうなね、そういう匂いがしてね。書きたくないというね。「ヴィスコヴィッチ」が常に主人公で毎回いろんな生き物で登場。元々生物学者の人が書いてるので、短くも興味深く生態が楽しめる。それぞれの枠の中でしか生きられない生命は、何か退屈し、何なの俺らって、みたいなのを模索する。しかしそれからはみでると生きてはいけない。これは「動物占い」みたいな物で、個人により惹かれる話が違うような気がする。でも先人が言うことはその場で気付かなくても大体合ってるよね。ロシア系イタリア人。
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どうでもいいことにばかり気を取られているから、目の前の真実にも気づけないんだ。 ケダモノにとっては、本能に従うことすら簡単ではない。
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こんな小説初めて。ヴィスコヴィッツという主人公が様々な生物になった短編がたくさん入っている。著者の生物愛がひしひしと伝わってきてよかった。サソリと鹿、最後の多細胞生物のところがとくに気に入った。
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さまざまな動物の世界を描いた短編すべてで主人公がヴィスコヴィッツ、ヒロインがリューバ。悪くないけど、なんか途中で飽きちゃった。
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生物学の研究者でもある著者が、さまざまな生物の生の悲哀をユーモラスに描く。 期待していたよりも遥かに面白かった。 どんな生き物になっても登場生物の名前は一緒で、性格や容貌についても大抵共通しているので、大体どんな展開になるのかはそれぞれ想像がつく。この作品の場合は逆にそれが魅力...
生物学の研究者でもある著者が、さまざまな生物の生の悲哀をユーモラスに描く。 期待していたよりも遥かに面白かった。 どんな生き物になっても登場生物の名前は一緒で、性格や容貌についても大抵共通しているので、大体どんな展開になるのかはそれぞれ想像がつく。この作品の場合は逆にそれが魅力となっており、すっかりパターンにはめられた。 個人的にはカタツムリ、サソリ、ミツバチの章が面白かった。
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色々な生き物が人間性豊かなに人格化されていて、その生物の特徴やイメージに合った愛の形はとてもユニーク。 「立派な愛の巣を作ってカッコウに騙されるスズメ」「大将となって雌鹿を独占する苦労なヘラジカ」「大富豪に成り上がるフンコロガシ」などなどおもしろ怖い短編集。
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