アマンダの影 の商品レビュー
読んでしまいました! 星4つはやりすぎでしょうか… でも、マロリー1作目でもやもやしていたものが急にスッキリしたら、星3つでは評価が正しくないように思ったのです。 これはマロリーと、マロリーを取り巻く人々のお話で、事件は添え物…(笑) そもそもキャロル・オコンネルのことを知らな...
読んでしまいました! 星4つはやりすぎでしょうか… でも、マロリー1作目でもやもやしていたものが急にスッキリしたら、星3つでは評価が正しくないように思ったのです。 これはマロリーと、マロリーを取り巻く人々のお話で、事件は添え物…(笑) そもそもキャロル・オコンネルのことを知らなさすぎ、昨年オットー・ペンズラーが編んだ「ヒーローの作り方」を読んで、初めてキャロル・オコンネルとマロリーの世の中の評価を知ったのです… 読書的にも世間知らずでした。 読んでいて、視覚的にも訴えてくる。とても映像的。なのでエンタメ的で軽い印象がある。 でも、そこに中毒性があり、邦訳既刊を全部読んでしまいたいという衝動がムクムク… さて、ようやく本筋について。冒頭の殺人事件よりチャールズがらみのエピソードの結末に衝撃…マロリー案件は正統派、チャールズ案件はイヤミスでした。 手元にあるマロリーはあと1冊。1作目読了からは2年近く開きましたが、今度は早そうな予感。そうは言っても7年くらいのツンドク案件。早めの解消を自分でも望んでいます。
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- ネタバレ
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前作よりだいぶ面白かった。 が、それは猫が登場したからかも。 古いバージョンなのか、表紙も猫でかわいかったし。 ストーリーとしては、いきなり幕開けで主人公が殺されたが、 そのショッキングさが生かされていな感じ。 判事をやりこめて、少女を救い出して、 事件解決以外も大活躍で、胸がすっとするが、 チャールズをもうちょっと大事にしてあげて。 次作にも、この猫が登場すると良いんだけど。
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シリーズの2作目らしい。初めての作家さんです。 最初から読んだ方が感情移入できるらしい。 中心になっているのは、アマンダ殺害の犯人探しなのだが 亡くした妻への思いが強すぎて、その亡霊と共にステージに立つ 伝説のマジシャンの話やら、超能力?でモノを飛ばす 少年との話なんかも紛れ込ま...
シリーズの2作目らしい。初めての作家さんです。 最初から読んだ方が感情移入できるらしい。 中心になっているのは、アマンダ殺害の犯人探しなのだが 亡くした妻への思いが強すぎて、その亡霊と共にステージに立つ 伝説のマジシャンの話やら、超能力?でモノを飛ばす 少年との話なんかも紛れ込ませ、怪しい雰囲気も漂わせている。 一見関係ないような話なのだが、後半に向かうにつれ この話が絡み合ってくるのですよ。 さすがに結末には驚きました。 ストーリーだけを考えると、面白いんだけど読みにくい。 やたらと比喩の表現が多くて、ストーリーの流れに乗れなかった。
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チャーリーがマロリーじゃなくて被害者と心寄せあう。 犯人はちょっとしょぼーん(´・ω・`) んでも面白い!
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2012年6月25日読了。キャロル・オコンネルによる「氷の天使」シリーズ第2作。女性刑事マロリーの名前入りのブレザーを着た女性の死体が公園で発見された。高級コンドミニアムの住人たちに容疑者がいると見、調査を開始する彼女だが・・・。この作者ならではの「詩情あふれる」表現(別の言い方...
2012年6月25日読了。キャロル・オコンネルによる「氷の天使」シリーズ第2作。女性刑事マロリーの名前入りのブレザーを着た女性の死体が公園で発見された。高級コンドミニアムの住人たちに容疑者がいると見、調査を開始する彼女だが・・・。この作者ならではの「詩情あふれる」表現(別の言い方をすると、まわりくどい)とひたすらに主人公マロリーの気高さ・誇り高さ・強さを強調する文章が最後までとっつきにくい・・・。ただこの人の傑作「クリスマスに少女は還る」にもつながる、ラストのほっこり暖かい(と、言っていいのか分からんが)どんでん返しに免じて☆4つでオマケ。猫好きにもいいかも。
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未完成の小説と猫を残して死んだ女。彼女を死に追い込んだ「嘘つき」を探すために、マロリーは単身囮捜査に乗り出す。 マロリーの過去が少しだけ分かる本作。 悲惨な過去があるからこその今の冷酷非常さなのか、生まれついてのものなのか、気になるところ。 エピローグでのチャールズとの会話も意...
未完成の小説と猫を残して死んだ女。彼女を死に追い込んだ「嘘つき」を探すために、マロリーは単身囮捜査に乗り出す。 マロリーの過去が少しだけ分かる本作。 悲惨な過去があるからこその今の冷酷非常さなのか、生まれついてのものなのか、気になるところ。 エピローグでのチャールズとの会話も意味深だし。そのチャールズのマロリーへの愛情っぷりが切ない。 日常生活に支障をきたす偏った天才である彼が、マロリーのために正常と狂気の境をさまよい、マロリーの危機にすべてを投げ打って彼女を守ろうとする。 本作でことさら彼の異形さが強調されていて、なんだか死亡フラグが立った?とか思えてしまったよ。先が気になるシリーズだ。
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マロリーシリーズの2作目。前作が養父の死を追うってことで、かなり感情的だったマロリーだが、これになると本当に冷酷無比。社会病質者って言われるぐらいだもんね。でも、これがいい。前作よりずっといい。ストーリーは、マロリーのネームの入ったジャケットを着た女性が殺されて、それを警察停職...
マロリーシリーズの2作目。前作が養父の死を追うってことで、かなり感情的だったマロリーだが、これになると本当に冷酷無比。社会病質者って言われるぐらいだもんね。でも、これがいい。前作よりずっといい。ストーリーは、マロリーのネームの入ったジャケットを着た女性が殺されて、それを警察停職中のマロリーが法律なんて無視して追うって話です。サイコキネス?っていう、少年の一家の話もからんできて複雑なんだけど、ここら辺のもって行き方は滅茶苦茶上手い。 最後の1行が、重かった。久々に、たった1行でガツンてくる小説を読んだ。
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マロリーシリーズの2作目<ですが私は他のは未読>猫が出てくるミステリと思って読んで、マロリーの動物への扱いはちょっと閉口。ミステリとしては面白いし、謎の過去を持ち結構破綻した性格のマロリーは個人的には嫌いじゃないのだけど、作者が動物(特に犬)嫌いなんじゃないの?と思うような感じも...
マロリーシリーズの2作目<ですが私は他のは未読>猫が出てくるミステリと思って読んで、マロリーの動物への扱いはちょっと閉口。ミステリとしては面白いし、謎の過去を持ち結構破綻した性格のマロリーは個人的には嫌いじゃないのだけど、作者が動物(特に犬)嫌いなんじゃないの?と思うような感じも。猫のノーズがけなげで好きw
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マロリーに想いを寄せるチャールズがいい人すぎです。 殺された女性の幻を作り出せなんぞというとんでもない要求までされて、あやうく精神壊れかかってます。あとラストが! 訳者が後書きで言っているように「人は愛するもののためにどこまでできるか」を示してくれました。 マロリーに伝わってない...
マロリーに想いを寄せるチャールズがいい人すぎです。 殺された女性の幻を作り出せなんぞというとんでもない要求までされて、あやうく精神壊れかかってます。あとラストが! 訳者が後書きで言っているように「人は愛するもののためにどこまでできるか」を示してくれました。 マロリーに伝わってないとこが切ないけど(涙)。
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