不思議の薬 の商品レビュー

鳩飼きい子(著者)

2011/06/15

妊娠中の女性が、つわりや不眠の画期的な治療薬として使った「サリドマイド」が原因で奇形児が生まれてしまうという事件。
この薬がそういった悲劇を生むと分かってなお、販売を長く続けてきた国や製薬会社との闘いについて…
そしてその「悪魔の薬」が今、「福音の薬」として見直されている事について。

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はわわ…
薬害について読めば読むほど、なんで日本はこんなふうになってしまっているんだろう…と悲しくなる。
なんで、患者さんのことを第一に考えられないのか…
なんで命という時間が問われる問題を扱っているのに…
なんでなんで、ともう日本から出ていきたくなる…
それじゃあ何も変わらないし、悲しい思いをする人が増えるわけですが…

色々考えたことあったんだけど…
私に出来ることは何なんだ…と考えたとき…
障害を持った方への接し方を、自分なりに考えるくらいしか思いつきませんでした…
しかもそれは、どう接するのが一番良いのか…どうしたらお互いに幸せに生きていけるのか…
そういうことを学校で教えて欲しいよ…
明確な答えはないんだろうが…
「差別はいけません」という教え自体が差別なのでは、という話が出てたけどそうだよなあと思った。