ペローの赤ずきん の商品レビュー
太陽王ルイ14世時代の宮廷作家シャルル・ペロ-(1628-1703) による「赤ずきん」のお話しは、赤ずきんもお婆さんも、狼に騙され食べられてしまい、森の狩人に助けてもらえずに終わるショッキングでアンハッピーな〝教訓の物語〟です。 100年後に出版されたグリム兄弟の「赤ずきん」の...
太陽王ルイ14世時代の宮廷作家シャルル・ペロ-(1628-1703) による「赤ずきん」のお話しは、赤ずきんもお婆さんも、狼に騙され食べられてしまい、森の狩人に助けてもらえずに終わるショッキングでアンハッピーな〝教訓の物語〟です。 100年後に出版されたグリム兄弟の「赤ずきん」の勧善懲悪の物語とは異なり、やさしい声色で誘いをかけてくる、若い娘を狙う見ず知らずの男こそ危険極まりないものだと、宮廷サロンの貴婦人に啓蒙したようです。 挿絵は、色彩鮮やかなエリック・バトウ-によるものです。
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烏兎の庭 第一部 絵本 6.2.02 http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto01/ehon/tanpyo.html#0602
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