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スカパ・フローへの道 の商品レビュー

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2011/10/08

第2次世界大戦初頭の1,940年に発表された、 ドイツ海軍Uボート艦長ギュンター・プリーンの回想録。 1,939年10月14日、彼が率いたドイツ海軍Uボート“U-47”は、 英海軍最大の泊地“スカパフロー”に潜入し、 旧型超弩級戦艦“ロイヤル・オーク”を撃沈。 戦略的には殆ど無...

第2次世界大戦初頭の1,940年に発表された、 ドイツ海軍Uボート艦長ギュンター・プリーンの回想録。 1,939年10月14日、彼が率いたドイツ海軍Uボート“U-47”は、 英海軍最大の泊地“スカパフロー”に潜入し、 旧型超弩級戦艦“ロイヤル・オーク”を撃沈。 戦略的には殆ど無意味な勝利ではあったが、 ナチス・ドイツの戦意高揚に一役買ったことであろう。 戦時中のことであり、機密保持の縛りもあったのか、 スカパフロー潜入の件はいささか簡明に過ぎ、 やや肩透かしの印象が強い。 その代わり、第2次世界大戦前夜のドイツの世相や ギュンター・プリーンの半生など、興味深いポイントも多い。 最後になったが、本書はハードカバーで300ページを越える大作だが、 活字が大きく行間も広いので、眼に優しい仕様と言えるであろう。

Posted byブクログ