1,800円以上の注文で送料無料

共犯マジック の商品レビュー

3.6

22件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    7

  3. 3つ

    10

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2010/02/22

不幸な未来しかだけを必ず当てる占いの本をモチーフにして、昭和の未解決犯罪をつむぐ「奇妙な話」の連作短篇。 それにしても、北森鴻と愛川晶って何か関係あるの?(愛川晶という人物が登場する。) それにしても(再)、蓮杖那智も、冬狐堂も、まだ続きがあると思っていたよ。合掌。

Posted byブクログ

2009/12/30

「フォーチュンブック」売ってたら買う(笑)。これは魅力的。「フォーチュン」とかいいながら人の不幸を予言するだなんて、こりゃもう「幸福の手紙」のノリ。めちゃめちゃ悪質。 で、この「フォーチュンブック」を手にした人たちの運命が絡み合っていく様子がすごくいい。そりゃあ「こんな偶然あるか...

「フォーチュンブック」売ってたら買う(笑)。これは魅力的。「フォーチュン」とかいいながら人の不幸を予言するだなんて、こりゃもう「幸福の手紙」のノリ。めちゃめちゃ悪質。 で、この「フォーチュンブック」を手にした人たちの運命が絡み合っていく様子がすごくいい。そりゃあ「こんな偶然あるかいっ!」って言ってしまえば終わりなんだけど。「あっ、この人もそうだったのか!」という驚きのほうが大きかった。 かの有名な「帝銀事件」や「江崎グリコ事件」。そしてさらに有名なあの事件まで、現実に起こった事件とフィクションの部分との取り合わせが上手い。読んでいるうちにこれが「真相」のような気がしてきたし。

Posted byブクログ

2009/10/04

「あり得るんですよ。何事も。それが偶然であれ、必然であれ。いや、あったという事実をねじ曲げる必要がないというべきか」 「まるで、哲学だな」 「いえ、単なる過去の歴史を振り返っているだけです」 (P.244)

Posted byブクログ

2009/10/07

おおおーっ! なかなか大げさかつ大胆な展開で かなり面白いっすねー。ここまで大胆な発想を 緻密に書かれると文句なく引き込まれ面白く読めますよね。 とある占い本を巡っての連作ミステリと思わせておいて 実は背後に超大物級の事件がリンクしてくる2段構え。 様々まピースのハマリ具合も無...

おおおーっ! なかなか大げさかつ大胆な展開で かなり面白いっすねー。ここまで大胆な発想を 緻密に書かれると文句なく引き込まれ面白く読めますよね。 とある占い本を巡っての連作ミステリと思わせておいて 実は背後に超大物級の事件がリンクしてくる2段構え。 様々まピースのハマリ具合も無理なく(小説上ね)読ませ さすがに上手いっす! 余談ですが今作には可愛い女性役で「愛川晶」が 登場します(笑)。仲がいいんだねー。

Posted byブクログ

2009/10/04

同じ書店で不幸しか予言しない占いの書『フォーチュンブック』を買った人たちの話 昭和史に残る大事件に彼らがかかわっていたという設定以外は展開として普通だった

Posted byブクログ

2009/10/04

不幸な未来しか予想しない占い本「フォーチュンブック」をめぐる話。 結局、巡り巡って、不幸な犯罪、結果しか生まれなかったという話。 面白いけどね。

Posted byブクログ

2009/10/04

人の凶兆・不幸のみを予言する、謎の占い書「フォーチュンブック」。読者の連鎖的な自殺を誘発し、回収騒ぎにまで発展したこの本を、松本市のとある書店で偶然入手した、七人の男女。彼らは、運命の黒い糸に搦めとられ、それぞれの犯罪に手を染める。そして知らず知らずのうち、昭和という時代の“共犯...

人の凶兆・不幸のみを予言する、謎の占い書「フォーチュンブック」。読者の連鎖的な自殺を誘発し、回収騒ぎにまで発展したこの本を、松本市のとある書店で偶然入手した、七人の男女。彼らは、運命の黒い糸に搦めとられ、それぞれの犯罪に手を染める。そして知らず知らずのうち、昭和という時代の“共犯者”の役割を演じることに…。錯綜する物語は、やがて、驚愕の最終話へ—!!連作ミステリーの到達点を示す、気鋭・北森鴻の傑作最新長篇――――――各章の各登場人物や各事件が、最終章で一つの事件に繋がる。よくありがちな構成かな。キーワードは昭和。最後に暴かれる真相についてはそこまで驚かなかった。自分としてはこの本はミステリとはやや違うかな。文章は上手かったです。癖のないスッキリした文章なのでとても読みやすかったです。

Posted byブクログ

2009/10/04

人の不幸のみを予言する「フォーチュンブック」という本に纏わる物語。各章の物語は関係がないようで深いところで関わり合っていて、フォーチュンブックを手にした人々は繋がっていた。それぞれの話にはもやもや感が拭いきれない部分があったけど、最終話で全てが繋がってすっきりした。

Posted byブクログ

2009/10/07

人の凶兆のみを予言し、読者の連鎖的な自殺を誘発する謎の占い書・フォーチュンブック。この本を偶然手にした7人の男女は、知らず知らず昭和という時代の共犯者の役割を演じることに…。長篇連作ミステリー。

Posted byブクログ

2009/10/04

この作家が面白いと薦められてたので、まずは1冊。面白い! どんどん引きずり込まれた。1冊の本をめぐって、絡み合う事件(?)。うまいなぁ、と思いました。他のも読んでみよう。

Posted byブクログ