いつか王子駅で の商品レビュー
読書って、こんなに楽しいんだって思うと思う、この人の作品読むと。少なくとも僕は堀江さんの作品を読むのは至福である。前回の感想の時もこんなことを書いたかもしれないけれど、あの咲ちゃんの明るさがこの作品の肝だと思う、やっぱり。堀江さんの小説の主人公のような生き方っていうのは僕の理想型...
読書って、こんなに楽しいんだって思うと思う、この人の作品読むと。少なくとも僕は堀江さんの作品を読むのは至福である。前回の感想の時もこんなことを書いたかもしれないけれど、あの咲ちゃんの明るさがこの作品の肝だと思う、やっぱり。堀江さんの小説の主人公のような生き方っていうのは僕の理想型に近い。でも、きっとこんな生き方は僕にはできない。だからこそ、うらやましい。読んでいて、とてもとてもうらやましい。(08/7/19)
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最近、文学界の賞を総ナメしている堀江さん。 やっぱり文章の技術や発想はすごい!!の一言☆ でも大学の教授らしい、とゆーか知識人らしいところが少し目立っていて 、自分としては純粋な純文学の世界とは言えないかも、と思いました。 『おぱらばん』の方が好きです♪ とは言え、すごく...
最近、文学界の賞を総ナメしている堀江さん。 やっぱり文章の技術や発想はすごい!!の一言☆ でも大学の教授らしい、とゆーか知識人らしいところが少し目立っていて 、自分としては純粋な純文学の世界とは言えないかも、と思いました。 『おぱらばん』の方が好きです♪ とは言え、すごく気持ちのイイ作品で好きです。
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路面電車の走る町。「珈琲アリマス」と記された小さな居酒屋。隣で呑んでいた正吉さんは、手土産のカステラを置いたまま、いったい何処へ向かったのか?―荒川線沿線に根をおろした人々とあてどない借家人の「私」。その日日を、テンポイントら名馬の記憶、島村利正らの名品と縒りあわせて描き出す、滋...
路面電車の走る町。「珈琲アリマス」と記された小さな居酒屋。隣で呑んでいた正吉さんは、手土産のカステラを置いたまま、いったい何処へ向かったのか?―荒川線沿線に根をおろした人々とあてどない借家人の「私」。その日日を、テンポイントら名馬の記憶、島村利正らの名品と縒りあわせて描き出す、滋味ゆたかな長篇
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路面電車の走る町。「珈琲アリマス」と記された小さな居酒屋。隣で 呑んでいた正吉さんは、手土産のカステラを置いたまま、いったい 何処へ向かったのか?―荒川線沿線に根をおろした人々とあてどない 借家人の「私」。その日日を、テンポイントら名馬の記憶、島村利正 らの名品と縒りあわせて描き...
路面電車の走る町。「珈琲アリマス」と記された小さな居酒屋。隣で 呑んでいた正吉さんは、手土産のカステラを置いたまま、いったい 何処へ向かったのか?―荒川線沿線に根をおろした人々とあてどない 借家人の「私」。その日日を、テンポイントら名馬の記憶、島村利正 らの名品と縒りあわせて描き出す、滋味ゆたかな長篇
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スローな物語を描かせたら保坂和志と双璧。都営荒川線の魅力を長々と綴った辺りや、『あらくれ』を引用しながら「待つこと」について考察するあたりなど、無駄のなく地味な文章が独特な効果を挙げている。ちょっと外に出てぶらぶらする事の怠惰な快楽が、これほど文章を読む事の快楽と調和してしまうと...
スローな物語を描かせたら保坂和志と双璧。都営荒川線の魅力を長々と綴った辺りや、『あらくれ』を引用しながら「待つこと」について考察するあたりなど、無駄のなく地味な文章が独特な効果を挙げている。ちょっと外に出てぶらぶらする事の怠惰な快楽が、これほど文章を読む事の快楽と調和してしまうと、まあ反動的だろうけど、実に心地よい。
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