新選組全史 の商品レビュー
後編。客観的で実証的…
後編。客観的で実証的な姿勢が良いです。初心者向けの本だけでなく、本書も読むのがお勧めです。
文庫OFF
※2004.12.24注文@Amazon、12.26到着 2005.1.3読書開始 2017.5.6売却@Book Off
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本当は「幕末・京都編」があるのですが、そちらを見つけ出してないままこの「戊辰・函館編」を読んでしまいました。この本は解説文にもあるように「物語性」がありながら「新選組辞典」という両面をもっています。物語なのにソフトな研究本というか。この本、新選組にまつわる話の虚偽にもふれていて、他の新選組の本を読むときにも参考になりました。今まで通説になってるから深く考えなかった「なぜ?」の部分もいろんな方面から研究しているので、かゆいところに手が届くといった感じでお役立ち本でした。「幕末・京都編」も読みたいです
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(「BOOK」データベースより) 壬生浪士、略して壬生浪と蔑称されるところから身を起こし、佐幕派第一等の武闘集団にまで成長していった新選組は、短い絶頂期を終えると急速に瓦解していく。尊攘激派を京から一掃して以来の増長と士気の弛緩、相次ぐ粛清と隊内抗争、そして敗戦―。若さゆえに満た...
(「BOOK」データベースより) 壬生浪士、略して壬生浪と蔑称されるところから身を起こし、佐幕派第一等の武闘集団にまで成長していった新選組は、短い絶頂期を終えると急速に瓦解していく。尊攘激派を京から一掃して以来の増長と士気の弛緩、相次ぐ粛清と隊内抗争、そして敗戦―。若さゆえに満たされぬ思いを胸に京をめざした新選組の隊士たちが、時流との戦いに敗亡していくまで、さらには明治を生きた元新選組隊士たちの歩みまでを通説と真実を徹底的に洗い直して描く真の新選組通史。
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・近藤が打首、梟首されたことを知った有馬藤太は、後日実行者の香川敬三に難詰した。この時、香川は「番をするものがいなかったから斬った」と答えたという。 ・薩摩有数の人々、有馬、桐野利秋、野津鎮雄・道貫兄弟は、近藤の死を痛んだという。 ・近藤の首なし死体は処刑後、近藤の血縁者たちによって、掘り起こして密かに三鷹の龍源寺に運ばれたという定説があるが、別説で、昭和四年に板橋の地元の人たちで処刑場の墓を掘り起こしたところ、首のない骨で、胴体、手足の骨も完全に出土した。茶色く変色した布の切れ端が、少しずつ骨に絡まっていたそうだ。それを丁寧に洗い清めて新しく赤がかった黒茶色のかめに安置して、再び埋葬したという。 ・箱館戦争後、最後の新撰組隊士は96人。うち京都以来の古参隊士はわずか13人だった。 ・最後まで生き残った元新撰組3番隊組長斎藤一は、維新後、子どもの教育において、新撰組式のスパルタ教育を行なっていたという。
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