幽霊屋敷貸します の商品レビュー
読書にやや慣れている小学校高学年向けといったところ。女の子が主人公ですがおしゃれな雰囲気はゼロ、ホラー描写はほぼなし。自分の家族と、よその家族。思春期に入ろうとしている女の子と、まだまだ少年というに相応しい男の子。親と子ども。生きている人と幽霊。色んな対比が美しい文学作品でした。
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立派な古い洋館に引っ越しをした季子。しかし、引っ越し当日の夕方、この屋敷の幽霊が出た。幽霊は、3つの謎を解けば、このままこの屋敷に住まわせてもいいが、解けないのなら出て行けと言い出す。季子たちは、挑戦を受けることにしたが、この屋敷は有名な幽霊屋敷だったのだった…。 久しぶりの児童図書だった。児童図書は、読みやすいし夢があるし大抵がハッピーエンドだから好き。 今回の物語も少し短気なお父さんが暴走しちゃったけど、季子ちゃんがどうにかして謎を解いていく。冒険物語的なところもあって読んでて楽しい。 幽霊騒動の裏には、少し悲しい行き違いがあったけど、なんとか分かりあえて良かったなと思った。 だけど、ようやく引っ越ししたのに、幽霊が出たなんてなったら災難だよなぁ。 ちょっと季子ちゃんの両親に同情するw 2017.7.8 読了
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おもしろかった。 幽霊屋敷。ホラーものは苦手だけど、こーゆー児童書の幽霊屋敷ものは たいがい幽霊がいいやつらなので好きだ。 まあ現実にわーい立派なお屋敷だ、嬉しいなあっと引っ越してきた その日にすけてるおばあさんと出会ってしまったきこちゃん一家は災難だったが・・・・。 ここは私の屋敷だから住んでいいかどうかのテストをします、なーんて言われたら、そりゃあ、そんな理不尽な~っと思ってしまうかな。 なんだかんだでこの家族、しっかり固まってる感じがして 素敵だなあっと思う。 外れくじのない人生、かあ。お父さん、弟子にしてください~! 引っ越した先のお隣の男の子と宝探し。うーんなかなか楽しい展開ではないですか。 明らかになった過去の哀しいすれ違い。 生きてる間に分かりあえなかったのは残念だけど、 思い残すことなく成仏できて、よかったよかった。 楽しく最後まで一気よみできた作品でした。
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富安さんの本は、長男と私のお気に入りだ。未読を見つけるとすぐに借りてくる。 この本は、装丁と内容のギャップがある。長男も始め、なかなか開かなかった。 しかし読み進めると、いつもの富安ワールド。ストーリーの絡み合い具合が絶妙で、一気に読んでしまう。
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格安の賃貸の一軒屋、そりゃあ、何かあるよね。 期待どおりに、幽霊が出てきたんだけど、幽霊のテストに答えられたら家を貸してあげるという展開にワクワクしました。 心残りがあるから、霊が残るわけで、テストをクリアすることは幽霊の心残りをなくしてあげること。 ミステリーなのに、心あたたまるお話しで、ほっとしました。 こういうお話し好きだなぁ・・・
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