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村上龍対談集 存在の耐えがたきサルサ の商品レビュー

4.1

8件のお客様レビュー

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2014/02/20

村上龍の対談集。 対談相手の顔ぶれは豪華そのもの。 中上健次、柄谷行人、坂本龍一、浅田彰、河合隼雄、蓮実重彦、庵野秀明、奥村康、渡部直己、妙木浩之、黒沼克史、小山鉄郎、田口ランディ、小熊英二。 なかでも中上健次、柄谷行人、浅田彰、河合隼雄、蓮實重彦との対談が面白かった。 それ...

村上龍の対談集。 対談相手の顔ぶれは豪華そのもの。 中上健次、柄谷行人、坂本龍一、浅田彰、河合隼雄、蓮実重彦、庵野秀明、奥村康、渡部直己、妙木浩之、黒沼克史、小山鉄郎、田口ランディ、小熊英二。 なかでも中上健次、柄谷行人、浅田彰、河合隼雄、蓮實重彦との対談が面白かった。 それぞれが好奇心旺盛で、その知的欲求心とまたそれに対応する偏愛に素直。 それを象徴するような中上健次の言葉。 「野蛮じゃない奴は教養がないんだよ。野蛮の量と同じぐらい教養があってね」 そして蓮實重彦さんの村上春樹批判笑 賛同します。

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2013/02/24

俺は村上龍が好きだから、特に小山鉄郎の章は読んでいてドキドキした。 それに村上龍なんかより知識と思考がドライブしてる奴がたくさんいる。 座右の書。

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2012/08/20

2012年8月19日読了。村上龍と14人の各界の専門家たちとによる対談集。タイトルは中上健次との対談の際に出たフレーズから。初版は1999年刊行で、対談で取り上げられている村上龍作品は「五分後の世界」「ヒュウガ・ウィルス」「共生虫」など。村上龍がまだ経済にはまっていない頃。対談相...

2012年8月19日読了。村上龍と14人の各界の専門家たちとによる対談集。タイトルは中上健次との対談の際に出たフレーズから。初版は1999年刊行で、対談で取り上げられている村上龍作品は「五分後の世界」「ヒュウガ・ウィルス」「共生虫」など。村上龍がまだ経済にはまっていない頃。対談相手も中上健次、柄谷行人などの文芸評論家、坂本龍一や庵野秀明(ラブ&ポップを実写映画化)といった音楽・映画界の著名人など多岐に渡るが、特に免疫学者奥村康氏との対談が読み応えがある。誰が相手でもお前結局自分に興味のある分野について自分の仮説をとうとうと語っているだけじゃねえか、という気もするが・・・門外漢の作家が専門家と会話をするのに、相手の話をハイハイ聞いているだけでは意味もないな。何回か否定的に取り上げられている村上春樹氏のことは、同姓の作家ということでさすがに意識をしているようだ、できれば春樹氏と対談をやってとことんブンガクについてやり合ってほしい。(気の合わない専門家とは対談をやらなさそうだが)

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2011/12/01

 村上龍がどの対談でも、監督をした自身の映画の話をするあたりが可笑しかった。この対談集の収録は平成2年から12年の10年間の長きにわたるものであるにも関わらずである。よほど、作品の出来不出来が気になるのだろう。合わせて、中上健次は最後の日本近代文学作家なのだとか、要所要所に彼の名...

 村上龍がどの対談でも、監督をした自身の映画の話をするあたりが可笑しかった。この対談集の収録は平成2年から12年の10年間の長きにわたるものであるにも関わらずである。よほど、作品の出来不出来が気になるのだろう。合わせて、中上健次は最後の日本近代文学作家なのだとか、要所要所に彼の名前が上がる。表題にもある二人の対談は何のことやら、二人がお互いを上げたり下げたり、居酒屋で微妙な距離感にある上司と部下のような様子だ。結局、彼も小市民なのだ。最近のTV番組を司会する村上龍を見ていると息苦しさを感じる。

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2009/10/04

作家や免疫学者、経済学者らとの対談集。私は村上龍氏の小説を数冊しか読んだ事が無いのにこの対談集に手を出した事を悔やんだ。彼の作品を読んで、自分の中である程度消化出来ていればもっと理解を深めれたように思う。7年前に出版されたものであるが、討論している議題が今現在も解決されておらず、...

作家や免疫学者、経済学者らとの対談集。私は村上龍氏の小説を数冊しか読んだ事が無いのにこの対談集に手を出した事を悔やんだ。彼の作品を読んで、自分の中である程度消化出来ていればもっと理解を深めれたように思う。7年前に出版されたものであるが、討論している議題が今現在も解決されておらず、むしろ深刻になていることに危機感を覚えた。もっともっとちゃんと考えないといけない問題が、この国には沢山あることを痛感しました。

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2009/10/04

キューバの人は「すみません」とか言わない。後の仕事で返すのが筋。日本の場合は責任回避の言葉になっている。 シンプルな人間関係というのは個人でリスクとかリスポンシビリティを負わなきゃならない。シンプルであることの重要性。絶対にサバイブするという鉄のような意志を持った本当に優秀な人間...

キューバの人は「すみません」とか言わない。後の仕事で返すのが筋。日本の場合は責任回避の言葉になっている。 シンプルな人間関係というのは個人でリスクとかリスポンシビリティを負わなきゃならない。シンプルであることの重要性。絶対にサバイブするという鉄のような意志を持った本当に優秀な人間でけが地下の日本を作っている。(五分後の世界」の中で) 日本の中でしか通用しないことが世の中にはたくさんある。それに気づいていない人が多い。 この国に欠けているものは危機感と想像力。本土決戦をしていないのに降伏するから今のような状況になってしまった。沖縄には上陸されたけど。たぶんそのへんは沖縄の人のアイデンティティにつながっていくのだと思う。 強者というのは特権的に危機感を持ってる人間。 触って実体のないものに興味を持つ若者には、危険なところがあります。 他者とか、自己とか、また外部とか、主体性とかというのは、「発生する」もの。

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2009/10/04

素晴らしい。 素晴らしい対談集だ。 僕のバイブルになりかねない。 この対談集をキッカケに、と言うか前々から感じ始めてはいたが、やはり僕の自我形成に最も大きく寄与している作家は「村上龍」であると確信した。 「春樹」では決してない。 「龍」だ。 中上健次、柄...

素晴らしい。 素晴らしい対談集だ。 僕のバイブルになりかねない。 この対談集をキッカケに、と言うか前々から感じ始めてはいたが、やはり僕の自我形成に最も大きく寄与している作家は「村上龍」であると確信した。 「春樹」では決してない。 「龍」だ。 中上健次、柄谷行人、河合隼雄、蓮實重彦、小熊英二、坂本龍一、浅田彰、渡部直己、田口ランディぃなどなど そうそうたる顔ぶれ。 そんなそうそうたる顔ぶれの識者達と臆することなく語り合う村上龍。 そんな本書は知的興奮に満ち溢れている。 上記の識者たちを最低でも3人以上知っていなければ、大学に行っている意味がない。 知らない人は知ろう。それくらい知ろう。 IQサプリやDSで脳みそ鍛えてる暇があったら、知ろう。 知的興奮に満ち溢れすぎて、ページには折り目がつきまくっているが、龍が春樹を語る場面が中々印象的だ。 春樹ファンも読んでみると良い。 数ある対談の中でも、やはり柄谷との対談はすごい。 何がすごいって? 読んでみてよ。

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2009/10/04

内容:村上龍といろんな人の対談。主に作品を手がかりにして社会問題の面白い論点が話されている。 感想:再読。古い。古いけどやっぱ面白い。

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