四人はなぜ死んだのか の商品レビュー
和歌山で起きた毒入り…
和歌山で起きた毒入りカレー事件。中学生が夏休みの宿題レポートにこの事件を取り上げ、まとめたもの。大人が発見できなかったことを中学生がインターネットで調査し、鋭く分析。すごいです。
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中学生が夏休みの宿題…
中学生が夏休みの宿題として完成させたというこのレポート。この完成度はすごい。
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B368.61-ミヨ 300589496 本書は、1998年に発生し4人の死者を出した「和歌山毒物カレー事件」を題材にしている。著者の三好万季さんは執筆当時中学3年生であり、夏休みの宿題として取り組んだレポートが元になっている。新聞記事、専門書、インターネットを駆使して、食中...
B368.61-ミヨ 300589496 本書は、1998年に発生し4人の死者を出した「和歌山毒物カレー事件」を題材にしている。著者の三好万季さんは執筆当時中学3年生であり、夏休みの宿題として取り組んだレポートが元になっている。新聞記事、専門書、インターネットを駆使して、食中毒や中毒物質に関しての詳細なレポートをまとめるとともに捜査当局、報道機関、救急医療体制に対しても鋭く厳しい指摘をしている。 本書との出会いは大学3年生の時である。救急医学系の雑誌か書籍の書評欄で救急医学の重鎮の先生が本書を絶賛していたため、ブックオフで探して早速購入した(学生時代は貧乏だったので、第一選択はブックオフであった)。著者が中学生であることに驚くとともに非常に緻密に調査され、第三者的視点から事件を考察した内容に圧倒されたことを覚えている。大学教員となった今も自分の研究室の本棚の一角に置かれ、本稿を書くにあたって久々に手に取った。 たかが中学校の夏休みの宿題と言わず、真摯に取り組むことで1冊の書籍となるような仕事となる。これは、大学で取り組む学習や研究に通じるところではなかろうか。日々の一見単純に思える学業に真摯に取り組むことが大いなる結果を残すことに繋がる。20年近く前の本だがぜひ図書館で手に取って読んでみてほしい。
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あまりにも有名な、いわゆる「和歌山毒入りカレー事件」についての検証。医師になるのを目指している中学3年生の女子が「夏休みの課題レポート」として書いた、「この事件は医療ミスで惨事を広げてしまったのではないか」という着眼点からの文章と、それを文藝春秋に持ち込んで話題を集めたのちの続編...
あまりにも有名な、いわゆる「和歌山毒入りカレー事件」についての検証。医師になるのを目指している中学3年生の女子が「夏休みの課題レポート」として書いた、「この事件は医療ミスで惨事を広げてしまったのではないか」という着眼点からの文章と、それを文藝春秋に持ち込んで話題を集めたのちの続編、作者本人の人生の後日談からなる文庫本。 まず中学3年生がこれだけの文章と検証を行える、ものすることができるということばかりに注目がいくのももちろん無理はないが、この作者の兄が史上最年少で司法試験に合格をして一か月もの間マスコミに追い回されたということからもこの家族の特殊性はわかるし、そして実際こういう中学生は、いる。出る杭を打たなかった家族と学校、レポートを採用した文藝春秋の柔軟性が日本の通常離れしていたということだろう。 本のあとになるにつれ読みごたえを増す作者の人生については読んだものだけのお楽しみとして、やはり本題はカレー事件の検証だと思う。この本が出たのはまだネットが現在ほど普及していない2000年初頭。作者本人も書いているように「カレー事件があってサイトの強化をした」というような情報が多く、それでも警察や医療現場が「ネットに頼って」情報を集めて瞬時に結論を出せるような時代ではなかった。本書のアオリは「ネットを駆使して情報を集めて…」といったようなネット新人類のワカモノをもてはやす流れになっているが、作者も最初は父親に分厚く高い専門書を買ってもらって調べている。問題の本質は、作者の意図と同じでそこではない。現場でプロが「こうではないか」と思ったことを言えない、そして隠ぺいする組織の体質だ。こればかりは、どれだけ時代が進化してもネットではなく人間の意識が進化しなければ変わらないだろう。そして、この出版から20年も経とうとしている現在もおそらく、変わってはいない。
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中学の夏休みの理科の宿題で、和歌山の「毒入りカレー事件」を取り上げた15歳の少女は、インターネットを駆使した調査と綿密な分析によって、やがて驚くべき結論に辿り着く―「犯人は他にもいる」。文芸春秋読者賞を史上最年賞で受賞、「天声人語」他各紙誌で絶賛を浴びた話題作。著者の「その後」を...
中学の夏休みの理科の宿題で、和歌山の「毒入りカレー事件」を取り上げた15歳の少女は、インターネットを駆使した調査と綿密な分析によって、やがて驚くべき結論に辿り着く―「犯人は他にもいる」。文芸春秋読者賞を史上最年賞で受賞、「天声人語」他各紙誌で絶賛を浴びた話題作。著者の「その後」を描く書き下ろしも収録。
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和歌山カレー事件。医者や警察がもっとしっかりしていれば4人は救えたかもしれない。これが前半の話。 高校を中退して大学に入学するまでのどたばたが後半。 中学生でこの文書。 義務教育中の女の子によくこんな文書がかけたなあ
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大学時代ゼミの先生に勧められた本です。 和歌山毒入りカレー事件で「食中毒」と報道された事に疑問を抱いた著者(当時中学3年)がインターネットを駆使し、 真相を解明していきます。いかに日本のマスコミ、警察、病院・保健所の専門家がいい加減であるかわかります。
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これ、中学生が和歌山の毒入りカレー事件の原因を今まで違った視点でインターネットなどを駆使して分析しております。とてもでないけど、中学生とはおもえない文章力に圧倒されました。
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当時15才だった著者が夏休みの理科の宿題で「毒入りカレー事件」を取り上げ、その素晴らしい文章と鋭い視点から第60回文芸春秋読者賞を史上最年少で受賞した作品。実は私と同い年で、びっくりするくらいの文章力に愕然とした覚えがあります。 こんな子って本当にいるんですよね・・・
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