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二度目の破滅 の商品レビュー

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女性探偵サニー・ラン…

女性探偵サニー・ランドル・シリーズ2作目。人間の描き方が相変わらず深く巧いと思わせられます。

文庫OFF

2021/06/04

09/8/21 姉,38歳。四つ違い。 計算が合わない? まだ姉の誕生日が来ていない? 2021/04/28 ○Fire and Ice By Robert Frost 2○Cone, Oakes and Baldwin:スペンサーとストーンのシリーズに登場する弁護士Rita F...

09/8/21 姉,38歳。四つ違い。 計算が合わない? まだ姉の誕生日が来ていない? 2021/04/28 ○Fire and Ice By Robert Frost 2○Cone, Oakes and Baldwin:スペンサーとストーンのシリーズに登場する弁護士Rita Fioreの勤め先。ボストンで最大級の法律事務所。 ○Nancy Drew:Edward L. Stratemeyer (1862 – 1930)のジュブナイル小説に登場する女探偵。『家族の名誉』53にも言及あり。 ○Miata:Mazda MX-5 Miata。マツダ・ロードスターの米国名。オープンタイプのライトウェイトスポーツカー。 4○挨拶代わりに尻尾を振った。:このあとに「エリザベスは彼女(ロージー)を無視した。」あり。 12○Fit as a Fiddle Gourmet Shoppe:実在しなかった?検索すると,この本がヒットするのみ。Fit as a Fiddle=とても[すこぶる]元気[健康]。 15○ハードボイルド映画の主人公:原文はGeorgette Raft。おそらくGeorge Raftのことだろう。 17○Blue Ginger:1998年開店,2017年閉店。東西料理の店。シェフはMing Tsai氏。同氏のBlue Dragonは,COVID-19のため閉店中。2021/05/14 ○ゆかいなブレディ一家:The Brady Bunch。1969年から1974年。 ○シーフードが専門:原文:Pacific Rim cuisine。 19○独身時代は親と,結婚してからずっとマイクルと一緒に暮らしてきたから:原文:I moved from my father's house to my husband's house. マイクルは,『家族の名誉』によれば,ジュリーの息子の名前。本書29/35によれば,夫らしい。著者が忘れた?夫と息子の名前が同じ? 33○pot roast:硬めの(牛)肉を(野菜と共に)蓋付き鍋でゆっくり煮た料理。 ○Shepherd’s Pie:cottage pie。コーンビーフと野菜を炒め,その上にマッシュッドポテトを載せた料理。 35○Harvest Restaurant:44 Brattle Street, Cambridge, MA。 ○下の息子:原文:Little Michael. 38○どでかい海蛇にでもしゃぶりついてる:Alfred Lord Tennysonの詩『The Kraken』の一節。

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2010/08/22

 もちろん、自分自身の感想はあるけど、僕と同年代の、できることなら僕が信用でき好きになれるような女性がこの本を読んで、特にそれぞれの登場人物の生き方を見て、どのような感想を持つかが気になる。この作品の感想を語り合うことで、その人がどんな人なのか、分かり合えるところがたくさんあるの...

 もちろん、自分自身の感想はあるけど、僕と同年代の、できることなら僕が信用でき好きになれるような女性がこの本を読んで、特にそれぞれの登場人物の生き方を見て、どのような感想を持つかが気になる。この作品の感想を語り合うことで、その人がどんな人なのか、分かり合えるところがたくさんあるのではないだろうか。特に異性に関しては。  「家族の名誉」に続く、女性探偵サニー・ランドルの活躍を描く2作目。前作よりもずっといい。スペンサーシリーズを別の観点から見ただけのようだった前作に比べ、サニーの魅力や、彼女だからこそ見えるようないろんなものがきちんと書けてきている。ような気がする。実はこれらの文章を書いているのが男性作家であり、一方でスペンサーやスターンを書いているわけで、そのあたりがたぶんこの年齢の男性である自分にはよくわからないのであろう。  自分自身にとっては、非常に魅力的な物語であった。スペンサーシリーズにも登場するトニイ・マーカスをこうやって書いてしまっていいのかなってのも含めて、目が離せない。

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2011/09/30

 自立した生き方を模索する女性探偵サニー・ランドル。シリーズ第2弾。女性探偵サニーのもとに、フェミニスト運動を支援する企業の代表メアリー・ルー・ゴダードから護衛の依頼があった。サニーが護衛の仕事を引き受けて間もなく、メアリー・ルーの会社で働く女性が殺された。その後、メアリー・ルー...

 自立した生き方を模索する女性探偵サニー・ランドル。シリーズ第2弾。女性探偵サニーのもとに、フェミニスト運動を支援する企業の代表メアリー・ルー・ゴダードから護衛の依頼があった。サニーが護衛の仕事を引き受けて間もなく、メアリー・ルーの会社で働く女性が殺された。その後、メアリー・ルーをつけまわしていた男の銃殺死体が発見された。この死んだ男の遺書によって二つの事件はいっぺんに解決と思われたが……。サニーは疑問を拭いきれず、調査を続ける。メインの事件の調査のほかに、サニーは姉と親友の女性からも悩みを打ち明けられる。殺人事件の調査も、姉と親友からの相談もともに人間関係のもつれがもたらしたもの。心の持ち方、問題への対処能力が問われる。主人公のサニーが常に念頭においていることである。客観視して、冷静に考えることの重要性がよくわかる。気の強いサニーでも遠慮や気兼ねする、人との付き合いや距離の置き方。特に男女間の。離婚した元夫との関係も。肩肘張らず、自然で心の平静を保てる、人間関係。その上での自立。サニーはそんな理想形の生き方を確立しようとしているのか。シリーズのテーマかもしれない。自立した生き方とは? と問いかける作品。なお、このサニー・ランドルのシリーズは、スペンサー・シリーズのファンである女優のヘレン・ハントが、映画化を前提に、女性探偵ものをとパーカーに打診したのがきっかけで書かれたそうだ。

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