【小説】ジョジョの奇妙な冒険(Ⅱ) の商品レビュー
2024.07.26 読了 フーゴ離脱直後の話。 離脱直後のフーゴ、何がしたいのかよく分からなくて「??」となった。チームからは離脱した&まだ組織に所属しているというだけで、命令とはいえ民間人を無差別に巻き込むような作戦に参加するかな……?という疑問。 「さようなら、パンナコッタ...
2024.07.26 読了 フーゴ離脱直後の話。 離脱直後のフーゴ、何がしたいのかよく分からなくて「??」となった。チームからは離脱した&まだ組織に所属しているというだけで、命令とはいえ民間人を無差別に巻き込むような作戦に参加するかな……?という疑問。 「さようなら、パンナコッタ・フーゴ」のジョルノの台詞とともにかっこよさげに去っていったけど、大量虐殺の実行犯だからねフーゴ。関係ない民間人の大量虐殺(しかもスタンド能力だから、一般人には何が起こってるのかも分からないまま苦しんで死亡)したやつ、ブチャラティがそんなあっさり許すか? 正直どこが盛り上がりの場面なのかも分からなかったし、ザ・キュアーの「吸い取った痛みや病気」をコニーリオが「どうやって」発散させるのかも分からない。末期ガンで数日の内に死ぬと言われたレベルの患者が完治したってことは、キュアーに治してもらえばブチャラティの身体どうにかなったんじゃ……?と思わずにいられない(たぶんブチャラティはこの段階で既に身体が死んでいるのをジョルノによって仮で蘇生されているだけなのでどうにもならないとは思うけど)。 自分の治療もできるし能力がチートすぎる。 ジョルノの「変化させたものに与えた攻撃は、攻撃してきたものに跳ね返る」能力、消えた(消された?)と思ってたのに活用してて逆に新鮮だった。
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この本ではチームブチャラティがボスを裏切りヴェネツィアを旅しているときにおきた事件の話です。この話にはミスタの元相棒や新たなスタンド使いそしてあの男… パンナコッタ・フーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーゴ!!! も出てきます。フーゴファンにはたまらないと思いますし内容も奥深いのでぜひ読んでみてください。
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発売当初に読んだ時以来、久々に読み返してみた。 しかし、先に『Over Heaven』と『The Book』を読んでしまったので、どうも読み劣りがしてしまう。 ページ数が少ない上に、オリジナルキャラとブチャラティチーム、どちらも引き立たせようとした結果、説明的な部分が多くなってし...
発売当初に読んだ時以来、久々に読み返してみた。 しかし、先に『Over Heaven』と『The Book』を読んでしまったので、どうも読み劣りがしてしまう。 ページ数が少ない上に、オリジナルキャラとブチャラティチーム、どちらも引き立たせようとした結果、説明的な部分が多くなってしまった感がある。
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何だこれ......チラシの裏に書いた散文だな。 いくらライトノベルでも、これは酷すぎる。 多くの人が既に最低評価を付けてる本ですが、私も同様に、 フーゴが一般市民の大量虐殺に手を貸しただけでなく、 自身の責任の所在を明らかにしないまま、 晴れやかな顔で去っていくラストが気に入らない。 また、作中で ”小学生のコニーリオはナンシー・ドルーやシャーロック・ホームズ、 アガサ・クリスティのくだらない推理小説を夜遅くまで読み耽った” という内容の 箇所があり、その部分も私は腹立たしい。この記述は必要なのか!? 確かに、ナンシー・ドルー以外は小学生が読むには少し難しいかも知れないが、 その事が少女時代のコニーリオを描写するのに必要とは到底思えない。 しかも、素晴らしい作品を世に生み出した作家を、 たとえフィクションの中でも貶す行為は、読んでいて不快極まりない。 そもそも、この物語の主人公はコニーリオという少女。 そこにフーゴ離脱後のエピソードを無理やり 突っ込もうとしたから、どっちつかずの話になってしまった。 組織の捨て駒に選ばれ、たまたま護衛チームと係わっただけの まだ能力について殆ど何も知らない一般人の女の子。 スタンド使いとしては未成熟な彼女を描くには、 どうしても彼女の内面を掘り下げていくしかない訳ですが、 そういった次の展開に繋ぐ重要なことが全編通して全く出来ていない。 というより、作者二名とも男性ですからコニーリオの心理描写は無理でしよう。 多感な時期をちょい過ぎた女性の、心の機微や心情の変化など解るはずもない。 理解できない事柄を無理やり表現しようとするのは無謀だし危険です。 コニーリオのスタンド「ザ・キュアー」の描写が、第5章までのそれと 第7章以降とでまるで違っているのも不自然です。 勿論、その前後に彼女の身にに起こった様々な事柄を鑑みれば、 「ザ・キュアー」が良くも悪くも成長したであろう事は想像に難くない所です。 しかし、そこは読者の想像力に頼る場面では決して無く、 ラストの山場に向け、最大限の表現力も持って十二分に書き込むべきだったと考えます。 原作(ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風)のように、 登場人物の成長過程を描く場合、読者が感情移入しやすい表現は多々あり、 書き手側は思うまま展開を膨らませようと試みると思いますが、 この本の主人公は、時系列的に成長以前の状況にあるため、 どうしても淡々とした描写が続くのは否めず、 その部分を如何に魅力的に描くかは、作者の才能と表現力次第と言わざるを得ません。 そのうえ、場面ごとにくるくる変化していくコニーリオの感情の動きや行動の理由を、 きちんと説明しようとするのであれば、おそらく4倍のページ数が必要です。 つまり、この作者は無謀にも奇妙な冒険をしてみごとに失敗した。 この本はその残骸ですね。 それにしても、「恥知らずのパープルヘイズ」が重厚で読み応えのある力作なのに対し、 こちらは、余りにもお粗末な内容の上、見るも無残な仕上がりになっているのは、 作者が、自身の向き不向きを見極めずに題材を選んでしまった所以でしょうか。 コニーリオが魅力的で素敵なキャラクターなだけに、とてもとても残念な本でした。 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ぁ!!!
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ヴェネツィア サン・マルコ寺院 どこまでも透き通る地中海の光を浴びて蘇る 残り少なくなった髪の毛を油でなでつけているような、いかにもな中年男が、若い愛人を連れ込んでいろいろいやらしいことに励んでいたのかもしれないし、あるいは、日本からやってきた学生風の観光客がロマンチックなバカン...
ヴェネツィア サン・マルコ寺院 どこまでも透き通る地中海の光を浴びて蘇る 残り少なくなった髪の毛を油でなでつけているような、いかにもな中年男が、若い愛人を連れ込んでいろいろいやらしいことに励んでいたのかもしれないし、あるいは、日本からやってきた学生風の観光客がロマンチックなバカンスの夜を、安いワインと盛りだくさんの魚介料理で台なしにしたのかもしれない…。 〈ザ・キュアー〉 コニーリオの足元にうずくまった パンナコッタ・フーゴ 〈パープル・ヘイズ〉 幽波紋スタンド 「生命エネルギー」の具象化 時間は無為に過ぎて行くばかりだった…。 普通のセンスでは到底許容できないこの奇妙奇天烈な格好をした男 吐瀉物を思い切り床にぶちまけた ソリョラ・ロペスの〈ジョイ・ディヴィジョン〉大鐘楼 スタンド・キラー リガトニの〈パブリック・イメージ・リミテッド〉という青いスタンド 壮絶な射撃能力 接岸 皆目見当がつかなかった そうひとりごちる 聖マルコの遺体を見つけた総督ヴィターレ・ファリエル ヘロデ王を誘惑した絶世の美女サロメ エルサレムに入場するキリスト 荘厳なモザイク画の数々 禍禍しいまでに真っ赤な光で辺りを照らし出していた 真綿で首を締めるようにじっくりと攻める その抗体からできたワクチンを使えば 皆殺しウイルス 耄碌もうろく 噛んでいたミントの葉を 胸糞の悪さだけを覚えていた かつての戦友たちへの最後の餞だった 自然に帰ろうとする欲求の顕現 愚にもつかない仮説 アメリカのイリノイ州 神々しかった わたしはわたしの戦いに赴こう
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これを書いた人は絶対に5部を勘違いしているとしか思えない。そのくらいの出来。純粋に5部の雰囲気を味わいたい人にはお勧めできない。知らない人ならそこそこ楽しめるかもしれないけれど。 ただ、「ザ・キュアー」は可愛いと思った。
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