かまちの海 の商品レビュー
山田かまちの詩集や画集も持っているけど、重そうでなかなか手が出なかった山田かまちの母の本。普通に母の思いとして受け止められる部分が多いけど、やはり最後はずっしり来ました。 また、山田かまち美術館にも行きたいと思う。
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2003年3月1日 かまちのお母さんが書いた本。死んだ場面では、泣いた。今まで感電死したことは知っていたけど、その様子が細かく書いてあってまるで小説のようだった。これを書くのはつらかっただろう。小さい頃のかまち、中学、高校生のかまちは絵や詩を通してしか知らなかったけれどお母さん...
2003年3月1日 かまちのお母さんが書いた本。死んだ場面では、泣いた。今まで感電死したことは知っていたけど、その様子が細かく書いてあってまるで小説のようだった。これを書くのはつらかっただろう。小さい頃のかまち、中学、高校生のかまちは絵や詩を通してしか知らなかったけれどお母さんや家族から見たかまちを知って、もっともっと好きになった。人生が濃すぎたのだと思う。普通の人の何倍も考え、描き、動いたから、短い命だったせどたくさんの人に愛され、共感されるかまちになったんだろう。 もしそのまま生きていて、画家とかになっていたら、かまちの昔の絵やノートはそこまで世間の人に見られることはなかったんじゃないかと思う。もしかして、私やみんなに見られ、知られていることが嫌だったらごめんね。でも私はかまちくんのこともっと知りたいし考えたいよ。ありがとう。弟や妹もきっと立派な大人になってるんだろう。兄のことを誇りに思って。
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「かまちの関心や思考は、すでに中学生としての枠組みをはみ出していた。内側から迸る強烈な力や夥しい墨絵やノートの文章に叩きつけるように表れていた。」 山田かまちのお母さんの手記。 私にとって、「かまち」は青春の一ページであるが、 お母さんにとっては子供時代に重点が置かれて...
「かまちの関心や思考は、すでに中学生としての枠組みをはみ出していた。内側から迸る強烈な力や夥しい墨絵やノートの文章に叩きつけるように表れていた。」 山田かまちのお母さんの手記。 私にとって、「かまち」は青春の一ページであるが、 お母さんにとっては子供時代に重点が置かれているように思えた。 小学一年生の目を輝かせていたかまちの写真がとても印象に残っている。
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かまちのお母さん、千鶴子さんが書かれた本です。かまちが亡くなって20年くらいしてようやく息子のことが書けるようになった、とありました。身近で息子のことを見守っていても、息子の内面やその奥にあるものまでは、多分近すぎて見えにくくなっていたような、そんな印象を受けました。圧巻だったの...
かまちのお母さん、千鶴子さんが書かれた本です。かまちが亡くなって20年くらいしてようやく息子のことが書けるようになった、とありました。身近で息子のことを見守っていても、息子の内面やその奥にあるものまでは、多分近すぎて見えにくくなっていたような、そんな印象を受けました。圧巻だったのは、かまちが亡くなったその場面。現場にいた母親の、胸がつぶされそうなになるほどのその辛い心情がこちらまでよく伝わってきて、こちらまで辛くなってきました。好きな本です。
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別にファンではないのだが、じわじわと蔵書されてゆく、かまち本。若くして亡くなった彼の鮮烈なエネルギーの残像は、まだまだ世の中を痺れさせるということかもしれません。
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